『薔薇族』の話が出たついでに・・・。

　高校時代寂れた小さな本屋さんでバイトしていた。
　昼間はお姉さんが１人店番にいるんだけど、その人が帰る６時から９時
　までが私のバイト時間。

　経営してるのは怪しいおっちゃん。
　何しているのかは分からないけど、あまり店にいない人で私一人で
　シャッター締めて帰る事も多かった。
　「お札だけ裏のおばあちゃんに渡して！」
　とか言われて・・・。

　まあ小さな本屋なので来るのは漫画の週刊誌買うお兄ちゃんとか
　もう常連さんばっかし。
　フリーのお客さんなんてほとんどうないかな？
　趣味、読書（？）の自分はレジの前に座って小説読みあさってました！

　前置きが長くなったけど、その店に怪しいコーナーがあって「薔薇族」も
　ひっそり置いてあった。
　当時どんな本かは知らなかったけど何故か怪しい雰囲気で人前じゃあ
　開けないような気がした・・・。
　実際１度も見ずじまい*(汗)*
　次の日行くとなくなっていて、誰が買うんだろう？
　と思いつつ２年ほどバイトしていた間謎の雑誌でした。

　結局、廃刊になったのは携帯の普及もあるらしい。
　結構、文通欄が大きかったそうな。
　今は何処でも気軽に知り合えるもんね*(汗)*
　タブーな雰囲気じゃなくなったし。

　家族があっても、こういう雑誌をひっそり読んで自分に折り合いつけて
　いるおっちゃん想像して、ちと切なくなったよ*(コメント)*