高齢化する介助者

老老介護に備えてすべきこととは?

増加する老老介護、その現状とは?

2024-02-16 13:05:07 | 同居

高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の世帯が増加しています。高齢者は65歳以上を指しますが、夫婦だけでなく、親子、兄弟姉妹、親族など、さまざまな関係で老老介護が発生しています。また、75歳以上の高齢者が介護を行うことを、超老老介護と呼ぶこともあります。

老老介護の世帯は年々増加しており、厚生労働省の発表によると2001年では全体の40.6%でした。2019年になると59.7%に増えています。また、75歳以上同士が介護を行う超老老介護の割合は、2001年では18.7%ですが、2019年には33.1%となっています。

老老介護の状況を見ると、半数以上が要介護者と同居しており、その関係は「配偶者」が最も多く23.7%。次に「子」の20.7%、「子の配偶者」の7.5%でした。別居の家族が介護をしている、割合は13.6%となっています。

では、同居での老老介護では、介護にどのくらいの時間を使っているのでしょうか。要支援1から要介護2の軽度な状態では、必要なときに手助けをする程度が多く、終日介護を行なっている割合は10%前後でした。しかし、要介護3以上になると、終日介護の割合がぐんと増えます。要介護3では約33%、要介護4では45.8%、要介護5では56.7%が、終日介護をしていると回答しているのです。要介護度が高くなるにつれ、介護が大変になることが分かります。

今後、老老介護はますます増加すると考えられており、何らかの対策が必要です。「どのような対策をすれば良いかわからない」という方は、老々介護について解説されているサイト(http://rouroukaigo.com)を参考にしてみてはいかがでしょう。