この年末年始、奈良へ旅行しました。一日目は、薬師寺へ。
稲刈り後の田んぼと竹林を眺めながら
南門をくぐると中門、東塔が見えます。
中門を抜けると目の前が金堂。
内部には薬師三尊像が祀られています。
左側に華やかな西塔。
内部にお釈迦様の生涯のうち、後半の4シーンの塑像が祀られています。
こちらのページに画像があります。薬師寺さんのHPです。
https://yakushiji.or.jp/guide/garan_seito.html
右側が東塔。
東塔の水煙(東塔のてっぺん)
今回の旅行でもっとも楽しみにしていたのが、この約1300年前の創建当時から残る建物、東塔でした。
というのも、10年以上にもおよぶ修復工事を経て、その間、幕で覆われていた東塔は、昨年春、ようやく姿を見ることができるようになり、この年末年始には落慶記念として、普段は見ることのできない一階部分の内部を拝観できるということだったのです。
恥ずかしながら、私はそれらを知人に教わるまでまったく知りませんで、教えていただいた関連ドキュメンタリーなどを見て行ったものですから、自分の目で見ていっそう感激しました。
東塔の内部はこんなふうになっていました。撮影は禁止なので、薬師寺さんのHPから一枚だけ画像をお借りしました。
受胎 中央の白いゾウがお釈迦様。右側の金色の女性がお母上
東西南北、4面にこのような塑像が祀られ、お釈迦様の生涯が表現されています。
薬師寺さんのHPのこちらのページに東塔内陣の4つの塑像の画像がありました。
https://yakushiji.or.jp/guide/garan_toto.html
私はこのような形でお釈迦様の生涯を見ることも初めてでしたし、塑像が緻密で美しくて感動しました。思いがけず貴重な機会に恵まれました。
そういえば、五重塔は外から見るばかりで、中がどうなっているかなんて考えたこともなかったなぁと思ったりもしました。
今回は、団体旅行だったので、法話を聞くところから拝観がスタートしました。お話し上手で、つい写経セットをお土産に買ってしまいました。薬師寺関連情報を伝えてくれた知人にお持ちしようと思っています。
降ったりやんだりのお天気の中、戸外にいるときには雨も上がり、よいお参りができました。み仏のお守りだったのでしょうか。