4/29(月・祝) クルーズ3日目。終日航海。
出発前の予報に反して、この日はよいお天気に恵まれました。初日、2日目ほどではないけれど、引き続き迷子になりつつ、船内を探検しました。
昨日のブログを読んでくださった知人が、私の迷子譚に船内マップはないのか? と聞いてくれました。
地図はそこここにありますが、なにしろどっちが前か、自分の進んでいるのは後ろか!? なんていう状況では、なかなか活用できなかったのです。
数日たつうちには、シアターはこっち、ラウンジはこっちと、あれこれの場所が自然とわかるようになっていきました。
7階の「デッキ」と呼ばれるベランダのような場所が、静かで眺めがよく、すてきなので、この日はここに腰を据えました。
航跡です。
どこまでも続く水平線。何ものにも遮られない風景。この旅の目的の一つが、この光景を見ることでした。
好きなアートは、杉本博司『海景』。
そして大和修治『海響譜』。
ですから、水平線をいつまで見ていても飽きることはありません。
それに、こんなふうに何物にも遮られない光景を見るのは、たぶん生まれて初めて。そんな珍しい風景が目の前に続いているというのに、室内でイベントに参加する気にはなれず、この日はデッキで過ごしました。時々Kindleを読み、また海を眺め… と私には至福の一日でした。