知人ブログの影響で、このところ永井荷風がマイブームです。
画像の市川市文学ミュージアムに展示があるというので、見に行ってきました。
文学ミュージアムの最寄りは、京成鬼越駅。そこから徒歩で12、3分ほど。
大きな施設で、この文学ミュージアムのほか、市川市中央図書館、こども図書館、スタジオ、ホールなどを備えているそうです。あんまり立派なので驚きました。(トップの画像です)。
荷風に関する展示は、荷風がよく歩いたという京成八幡駅周辺のジオラマ、最後となった自宅のジオラマ、大型タッチパネルや初版本の展示、等身大の荷風パネルなど。
タッチパネルは幅5、6㍍でしょうか。作品や画像ばかりでなく、関わりのあった人のインタビューなども読むことができる充実の展示でした。
残念なことにミュージアム内は撮影禁止。京成八幡駅周辺のジオラマは、荷風の住んでいた当時の情緒ある町の風景で、中には荷風自身も立っているという楽しいものだったのですが。
ミュージアムショップでは、こんなものも売っていました。
思わず買いたくなりましたが、先月つい買ってしまった奈良・薬師寺の写経が手つかずなのを思い出し、自重しました。
展示ジオラマの解説の中にさりげなく、荷風の書斎が再現され展示されていると書かれているのを発見しました。
是非見たい!
スタッフさんに尋ねると、市役所の中なので平日しか見られないとのこと。この日は休日だったので残念!
設置されていた、たくさんのパンフレットの中に「文学散歩・断腸亭日乗をたどる」コースが紹介されていましたので、後日改めてこのお散歩コースと書斎を見に行こうと思っています。
ミュージアム周辺は、大型商業施設や公園などもあり、よい散歩コースでした。
公園では梅が満開。
かわいいメジロが偶然撮れました。
帰りは、行きとは別のルートを歩き、お隣の京成八幡駅へ出ました。駅脇に古書店を発見。
山本書店さんです。近頃あまり見かけなくなりましたが、すてきな眺めです。
荷風全集も並んでいました。私の背丈ほどもあります。
この山本書店さん、来月をもって閉店されるのだという情報をネットで見つけてしまいました。
こんな風景が見られるのもあとわずかかと思うとさびしい気分になりますが、そういう私自身が電子書籍を読むことのほうが多くなってしまっているので、しかたがないのかもしれません…