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 福岡・豊前の三セク「豊前開発環境エネルギー」、バイオマス焼却灰を無断処理 県の許可証一部偽造か?<焼却灰の処理施設は現在停止中>

2021年12月04日 11時24分14秒 | ごみ全般/環境政策

西日本新聞が、福岡県豊前市の第三セクター「豊前開発環境エネルギー」が、木質バイオマス発電の焼却灰を受け入れる許可を得ないまま取り扱っていると報じている。許可証を一部偽造した疑いも出ているようだ~

この、豊前開発環境エネルギーというのは、2014年6月、豊前と企業10社で九州電力の石炭火力発電所の発電過程で排出される産業廃棄物の石炭灰を加工して再利用するプラントとして設立。このご時世、石炭火力の後押しかのような第三セクター、6月には「豊前市3セクが詐欺疑惑の取締役を解任」というきな臭い報道も、、、

そして、石炭火力発電所の焼却灰の他に、許可を得ずに、豊前バイオマス発電所(2020年1月営業運転開始)や苅田バイオマス発電所(2021年6月運転開始)の焼却灰処理も請けおっていたという、、

豊前バイオマス発電所の燃料は木質ペレット、パーム椰⼦殻(PKS)、
苅田バイオマス発電所の燃料は⽊質ペレット、パーム椰⼦殻(PKS)
どちらも、パーム椰⼦殻の輸入、問題の多いパーム油のプランテーション、
椰⼦殻とはいえ、、、

 福岡・豊前の三セク、バイオマス焼却灰を無断処理 県の許可証偽造か
西日本新聞 2021年12月4日
福岡県豊前市の第三セクター「豊前開発環境エネルギー」(白石康彦社長)が、木質バイオマス発電の焼却灰を受け入れる許可を得ないまま取り扱っているとして、同県環境部が指導していることが3日、分かった。同社の許可証は、一部について県発行の文書ではないと県が認めており、偽造した疑いも出ている。焼却灰の処理施設は現在停止中で、指導を受け同社が自主的に止めたとみられる。 ...


再生可能エネルギーはいいのだが、
固定価格買取制度でバイオマスばやりで、ごみの焼却もバイオマス発電、、
どこもかしこもバイオマス、バイオマス、、パーム椰⼦殻まで輸入して、、、

福島第一原発の事故でばらまかれて放射能、、、
森林の除染はデキズで、あげく、除染兼ねてか福島の森林を伐採して、飯舘村や田村市でもバイオマス発電、、、

そもそも、バイオマス発電の焼却灰、、、
産業廃棄物となれど、重金属や有害物質の調査などスルーなんだろう、、

そして、環境省通知で「平成25年通知(「規制改革実施計画」(バイオマス資源の焼却灰)関係)」では、「規制改革実施計画」(平成 25 年6月 14 日閣議決定)において平成 25年6月中に講ずることとされた措置(バイオマス資源の焼却灰関係)について(通知) 有効活用が確実で、かつ不要物とは判断されない焼却灰は、産業廃棄物に該当しないとなっている。緩和緩和で、焼却灰も地盤改良材や肥料にしたりと、、、

また、最近では、更なる規制緩和で「ばい煙発生施設のボイラー「伝熱面積」の規模要件を撤廃」も、、一般廃棄物の焼却施設のような環境規制もないのだろうし、


関連(本ブログ) バイオマス発電、異業種からの新規参入で事故やトラブルも多し、、
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