リペアマンはスーパーマン！～匠伝説・番外編～

ゆっぴーさん、はじめまして！
コメント嬉しかったです！
ありがとうございましたー

え？渡辺貞夫さんがおっしゃられていたんですか？
すごい！きっとそうですよ！そのリペアさんの会話を伺っていると、
本当に楽器を大事にされているお方のようで、
リペアにも定期的に、よく通われているそうです。
私も一生大事にします

何度か修理に行った時に「貞夫さん、午前中に来たんだよ！」とか
「今日は夕方にみえるみたい。」なんていうすれ違いが重なり、残念

・・・って、お会いしたところで、緊張して
遠くから姿を拝ませて頂くくらいしかできませんが（笑）

ところで、渡辺貞夫さんといえばビックリしたエピソードがあります。

フルートを持つときに、左手の人差し指の付け根で
管を支えるのですが、練習のしすぎで磨耗して、
その支えている部分に穴が開いてしまったとか・・・

ひぇー！頭が下がります

どれだけ練習されているかを表わしている
エピソードなのだと思いますが、
あの素晴しい音色は、やはりこういうところから
生まれているのですね

ところで、ここまで話してなんですが、
「あれれ？渡辺貞夫さんてサックスプレイヤーじゃないの？」
というかたもいらっしゃるかもしれませんね。
そうです。でも、フルートも吹かれるのですよ

ジャズではサックスプレイヤーの方が、
曲や好みで、フルートを吹かれることがあるのです。
そういうことを「持ち替え」といいます

サックスとフルートの持ち替えはジャズではよくあります。

詳しいことは良く分からないのですが、昔、私は「アンブシャ」という、
演奏するときの口の形が似ているから、と聞いたことがありますが、
今思うと、どうみても、リード楽器でくわえるようにして吹くサックスと、
リードを使わないマウスピースに唇の半分を乗せて吹くフルートでは
この説はちょっと違うのでは？と思うのです。

「指使いが同じだから」という説のほうがまだ信じられます。
同じ木管楽器だったといこともあるかもしれませんね

ちなみに私はサックスは吹きませんが、歌って吹くので、この時も
「持ち替えでフルートを吹く」など、そういうふうにいいます

さて、何を隠そう実はこの私も、学生の頃
リペアマンに転向しようと思って、ほんの数ヶ月ですが、
フルートの修理屋さんでアルバイトをしていました

リペアマンになるには、視力が裸眼で１，５は必要といわれ、
高校受験の直後でさえも眼だけは良くて（苦笑）
両目とも、２，０でらくらくクリアしたのですが、
見習いとして来る日も来る日も楽器を磨きながら、
あぁ、やっぱり演奏の方がしたいなぁ・・・。と思って
やめてしまいました
本気でなろうと思っていたのですが、
あの仕事はやはり「職人」なんですね。

リペアマンになる大変さを少しだけかじらせてもらった経験もあり、
今のリペアさんには本当に感謝感謝です。

今日の写真についてですが・・・。

リペアの本て、ほとんど出ていなくて、リペアをやるには
やはりメーカーに入って、工房などで先輩から教わることが多いのです。

でもこれはたまたま楽器屋さんで、
限定発売の輸入本を発見して買ったもの。

しかーしこれを訳して実践したところで、
誰でも優秀なリペアマンになれるか？っていうと、

そうじゃないんだなぁ～、これが