一連の亀田スキャンダルは愚劣な興業一家の巻き起こした取るに足りない小事件にすぎないが、それに政治家・暴力団・マスコミ・インターネットが絡んでしまい日本中の関心を集めた。それによってマスコミの腐敗ぶりや政治家と暴力団の癒着など社会矛盾をかいま見ることができ、今の日本の危機的状況に対して国民の喚起を促すいい機会になったのは瓢箪から駒であった。
電車の中の痴漢行為で未だに身柄を拘束されている植草元教授とは対照的な亀田オヤジに対する処分である。提灯記事専門の日刊スポーツ(朝日新聞の子会社)では「亀田ファンとアンチファンで乱闘が起こった。その際、同氏は仲裁に入ろうとして周囲から止められた」などと虚偽の記事を臆面もなく書いている。いくらスポーツ新聞とはいえ嘘を書いてはいかんなあ。
また同紙では事件について「この乱闘には所轄の富坂警察署が事情聴取を行ったが、その原因や当事者を特定できず、5日に「事件性なし」として捜査を打ち切っていた」と書いており、これは事実通りである。富坂警察署は暴力団同士の抗争に関しては一切関わらないことにしているようである。
乱闘加担”亀田父に厳重注意
日本ボクシングコミッション(JBC)は13日、9月27日に東京・後楽園ホールで行われた亀田3兄弟の次兄・大毅(17=協栄)の試合後に起こった観客同士による乱闘騒動について、トレーナーで父の史郎氏(41)を厳重注意とする処分を発表した。
(参照)
JBCが亀父に最も軽い厳重注意処分