真相世界(The truth world)

政治・社会問題を中心に最新のニュースを解りやすく解説し、ユダ金とその配下の韓国・北朝鮮のなりすましによる犯罪を暴きます。

200612青島幸男 死去でわかる石原慎太郎との比較

2006年12月23日 11時21分32秒 | 本文

チョイト一杯の つもりで飲んで いつの間にやら ハシゴ酒 気がつきゃ ホームのベンチでゴロ寝 これじゃ身体(からだ)に いいわきゃないよ 分かっちゃいるけど やめられねえ ア ホレ スイスイ スーララッタ スラスラ スイスイスイ

金のないやつぁ 俺んとこへこい 俺もないけど 心配すんな 見ろよ青い空 白い雲 そのうちなんとかなるだろう
仕事のないやつあ 俺んとこへこい 俺もないけど 心配すんな 見ろよ燃えている あかね雲 そのうちなんとかなるだろう

あなただけが 生きがいなの お願い お願い すてないで テナコト言われて ソノ気になって 三日とあけずに キャバレーへ 金のなる木が あるじゃなし 質屋通いは 序の口で 退職金まで 前借し 貢いだあげくが ハイ それまでョ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー

なかなか味わいの深い詩である。勿論作詞者は青島幸男 。文学作品である以上好みの差はあるだろうが、石原慎太郎の作品よりはおもしろく感じる。

この三編の詩には彼の人生観がそのまま凝縮されていると見ていいだろう。
彼は長期にわかり政治世界に関わってきたが、議員でありながら彼の視点は常に評論家だった。佐藤栄作を「男妾」と呼ぶような単刀直入な批判が彼の真骨頂だった。

実際の政治力というと石原慎太郎よりもなかった。田中真紀子程度だろう。やはり軽薄を売り物にしている人物は首長としてはなかなか受け入れられない風土である。

日本という国は本当のことをそのまま表現すると人間関係がおかしくなる国である。一般社会でも、相手の欠陥をダイレクトに指摘してやれば、50人中49人は怒り出すだろう。特に政治の世界では嘘とわかっていても建前を押し通す根性が大切なようである。
有権者も本音よりも建前を重視して投票する。その結果現在の堕落した政治構造が形成されたのである。
アメリカの半植民地状態を是とする国民意識は当分変わりそうもない。
この国民にしてこの政府あり の状態が延々と続きそうな状況で死を迎えた青島氏の心境は無念であっただろう。ご冥福をお祈りしたい。


青島幸男さん死去 元東京都知事・意地悪ばあさん

 直木賞作家で、東京都知事や参院議員を務めた青島幸男(あおしま・ゆきお)さんが20日午前9時半、東京都江東区内の病院で死去した。死因は血液がんの一種である骨髄異形成症候群。74歳だった。通夜は26日午後6時、葬儀は27日正午から港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は長男利幸さん。

(参照)
「キミはどちらを支持する!? 青島幸男vs石原慎太郎」

死去前夜、長女に「ビールでも飲もうか」 青島幸男さん(朝日新聞)

コメント (2)
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