石原知事は新銀行東京のデタラメ経営について、「旧経営陣によって常識から外れた運営がなされていた」と批判した。
石原氏が経営陣に任せた責任について、「私たちには審査する能力も知識もない。日本を代表する経済界の推輓を信用して引き受けざるを得ない」と言い放った。
都民の税金から出資した1000億円が消失したのは、「無能な旧経営陣を紹介した奴が無能だったからだ」という理屈である。
その無能な紹介者が誰であるかは石原氏も語らなかったが、財界事情通は以下のように言っている。
「この財界人とは、前経団連会長の奥田碩トヨタ自動車取締役相談役のことでしょう。新銀行東京の初代の代表執行役の仁司泰正氏はトヨタ自動車出身です。米国や豪州でのプロジェクトを陣頭指揮した後、豊田工機、トーメン、豊田通商などで取締役を歴任している。その後、04年11月に新銀行東京に引っ張られ、昨年6月に引責辞任しています。彼を石原知事に紹介できるのは、奥田さんしかいませんよ」
石原氏はトヨタに騙されて都税1000億円分を盗られてしまったのだろうか?
(記事)
石原都知事、奥田前会長に責任転嫁