持込申告とは、航空機や船舶などの乗組員や旅行者が国外に土産物など個人の携行品を持ち出す場合、総額が30万円を超えないなどの条件を満たしていれば、口頭申告や簡単な書類で審査を済ませることができる制度。
神奈川県綾瀬市のリサイクル会社に勤務していた元従業員の男は、この制度に着目し、平成16年11月から今年1月までの間、北朝鮮の貨物船デボサン号などで新潟・直江津に入港した船員が土産物として中古の家電製品などを購入したように装い、北朝鮮に製品を不正に輸出していた。男は福島・相馬港でも同じ手口で中古家電製品を不正輸出していた。
なおデボサン号は直江津近郊の定置網をずたずたに切って保障問題で焦げ付いている船だ。
実際の中古製品の受取先は北朝鮮の人民武力省が運営する「モラン商社(人民武力部15局 参照HP)」。男はチタン合金を材料に含む製品も大量に受注したが、県警の摘発で輸出は阻止された。チタン合金はWMD(核兵器など大量破壊兵器)など戦略物資に転用可能で、経済産業省の審査では輸出差し止めを受ける可能性があった。
県警では男の行為が、関税法違反(無許可輸出)に当たるとして、横浜税関に通知する方針で、税関で今後、男の行政処分を検討する。
男が勤めていたリサイクル会社は今年三月から六月にかけ無許可で、横浜、相模原両市などでビデオデッキやワープロなど約七百七十点を有料で収集、ゴミ集積場に一部を不法投棄したとして、県警に廃棄物処理法違反(無許可収集)容疑で摘発された。
北朝鮮系の偽装会社であった可能性もある。暴力団系であろう。
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