読売新聞 12月25日10時29分更新によると、駿台予備学校が11月に実施した東大入試実戦模試の受験者数は前年より20%増加。代々木ゼミナールの東大入試プレテストは前年比9%増、河合塾の「東大即応オープン」も前年比23.6%増で近年になく東大志望者が増えている。
この東大人気について、河合塾では少子化による大学全入時代に向け、受験生の上昇志向が高まっている点と、東大が説明会を始めるなどPRに乗り出したなどを指摘しているが、取材した読売新聞記者は、それに加えて無視できない要因として漫画「ドラゴン桜」の影響挙げている。
「ドラゴン桜」は週刊モーニング(講談社)連載の人気コミックで、元暴走族の貧乏弁護士が、倒産寸前の私立高校をエリート校に生まれ変わらせるため、偏差値30台の高校生たちに東大受験テクニックを伝授するというお話。(読売新聞引用)
カリスマ教師が説く独特の勉強法が話題となり、今年TBS系でドラマ化もされた。ヒカルの碁同様漫画の非現実性と現実との境界が曖昧になっている社会構造を反映させている。
国立大学の受験料も最近はずいぶんと高くなったから、東大も思わぬところで小遣い稼ぎできてほくほくなのではないか? お馬鹿さん大歓迎といったところか。