真相世界(The truth world)

200603駒大苫小牧がセンバツ出場辞退…監督辞任、校長辞職

高校野球というとさわやかな青春物語のようなイメージが一般的だが、内実はどろどろした世界である。弊害ばかりが眼について、なくなってしまった方が世の中のためと極論できるくらいの実態だ。

こんなことを書くと、結構テレビ中継を熱心に見ている人も多いので怒り出すかもしれない。しかし、以下の事実を知れば、もはや気持ちよく鑑賞できなくなってしまうだろう。

まずは、生徒がプロ高校生である。有望な選手は大概の場合中学の段階でスカウトが手を付け、どこからでも引っ張ってくる。県別に選出される制度は実は生徒にとっては意味がない。有力校の選手は全国から集った寄せ集めである。

学校でも授業は適当に済ませ、甲子園出場校ならスポーツクラブと見まがう練習施設の中で練習付けの日々を送る。

生徒はもともとまともな条件で高校に入ったわけではないので、何らかの都合で退部してしまうと、高校サイドの対応はきわめて冷淡になる。ここでぐれてしまい人生を棒に振ってしまう生徒も多い。

監督と称される人種もくせ者が多い。強豪校で教員が監督をしているなどまれで、おおかたの場合、適当な理由を付けて常勤講師という名目で教員のふりをする。授業など形だけで、まともに教えることなどできない。

強くなるためには軍資金が必要なので地元のボス(県会議員の土建屋クラス)と癒着して、素人には何をやっているのかわからないような怪しい場所に出入りしている場合も多い。

これらの監督は自分の利益に関係するのでチームを強くすることには異様な情熱を燃やす。自宅に自費で寮を作り、24時間部員の面倒を見ている監督もいる。

よそ目には熱心で情熱的な先生に映るが、教師としてのノウハウもないし倫理観もない。基本的には趣味の延長、生徒は鵜飼いの鵜みたいなものと思っている人物が多い。

そのチームが強くなるかどうかは、どんな中学生を引っ張ってきたかで決まってしまう場合が多い。

しきりに「多い」という結びの言葉を頻用しているが、まともな監督も当然存在するし、まともな高校もあることは事実だ。優勝することはないだろうけれど。

次に問題なのが高野連という組織だ。つい最近まで選手に丸刈りを強要していたような右翼的な組織である。もっとも生徒の頭髪のためにはいいことであるが…(帽子をかぶって蒸れると禿げやすくなる)野球漫画を見るまでもなく、「精神」とか「根性」とかいう言葉を異様に愛用する。

高野連の最大の問題点は高体連に属していないということだ。したがって、インターハイに野球という種目は存在しない。
なぜ高体連に属さないのか? 理由は簡単、抜群に集金能力が高いからだ。これも強豪校だけの話。せっかく稼いだ金を他の貧乏団体に分けてやろうなどとは考えない。当然の帰結である。

資金源は前述したように各地元のボスだから、マネーロンダリング的な要因も強いのである。一例を挙げると、税金対策に一部を高校に寄付し、残りの金を地方団体の予算で払わせて、自分の息のかかった土建屋に練習施設を発注させる。もちろんリベートはボスと監督で分け合う。

要するに現状の高校野球は利権と腐敗の固まり、反吐が出そうなグロテスクな組織なのである。

清浄化するためには高野連を解体し、高校野球を廃止し、インターハイの種目に組み込むこと。越境入学は禁止すること。この2点を厳守させなければならない。

しかし、誰もやろうとしないだろう。このまま腐り続けていくのを静観するしかないか?


(記事)

昨年夏の全国高校野球選手権大会で2連覇を達成した駒大苫小牧高校(北海道苫小牧市)の篠原勝昌校長は3日、同校で記者会見し、3年生の野球部員らが飲酒、喫煙をして補導されたとして、選抜高校野球大会(23日開幕)への出場を辞退することを表明した。6日にも、日本高等学校野球連盟(日本高野連)に辞退届を提出する見込み。
 また、香田誉士史(よしふみ)監督と佐々木宣昭部長は学校側に辞任届を提出し、受理された。篠原校長も辞職願を出した。

 同校では、昨年6月と8月に当時の野球部長が3年生部員に暴力をふるっていたことが、2連覇達成後に発覚している。


詳しい記事 駒大苫小牧がセンバツ出場辞退…監督辞任、校長辞職


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