領海問題も解決していないのに、常識的にこんな会議を開いてもうまくいくとも思えない。したがって、裏では全く違う話をしていると考えざるを得ない。中共がほしいのは金とメンツである。日本がほしいのはエネルギー資源。エネルギー利権にうるさいアメリカが黙っているわけないので、日中が喧嘩別れすれば喜ぶのはアメリカばかりである。現在の非力な外務省の外交力では暗澹たる結果しか予想できない。
(記事)
東シナ海のガス田開発をめぐる第5回日中実務者協議が18日、東京都内で行われた。共同開発による解決を目指し協議を続けることは確認したが、共同開発の対象海域をめぐる隔たりは埋まらず、6月中にも次回協議を開くことになった。具体的な協議内容は明らかにされていないが、日本側は3月の前回協議で中国側が示した南北2カ所の共同開発案のうち、北側の「龍井(日本名・翌桧(あすなろ))」ガス田周辺の共同開発について、「断橋(同・楠)」ガス田を含む海域まで広げる対案を示した模様だ。
日本側は昨秋の第3回協議で、中国がすでに開発に着手している「春暁(日本名・白樺)」「天外天(同・樫)」に断橋と龍井を加えた日中中間線にまたがるガス田の共同開発を提案。これに対し中国側は3月の協議で、龍井周辺と尖閣諸島周辺の2カ所の共同開発を提案し、尖閣諸島周辺については日本側が明確に拒否していた。
<東シナ海ガス田>共同開発「断橋も」 中国案との接点探る
最新の画像もっと見る
最近の「外寇問題」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2005年
人気記事