200606女子大生誘拐 日中韓の３人逮捕

女子大生誘拐　日中韓の３人逮捕　「有名女医の娘狙った」


韓国人　中国人　日本人の暴力団員が起こした卑劣な犯罪である。人質が無事で何よりであった。今回の事件の特色は加害者が多国籍であることだ。犯罪のグローバル化が現実となった事件だった。

（記事）

東京都渋谷区鉢山町の路上で、近くに住む美容整形外科医の池田優子さん（４７）の長女で明治学院大４年、果菜子（かなこ）さん（２１）が車で拉致され、身代金３億円が要求された事件で、警視庁捜査１課は２７日未明、監禁の現行犯で男３人を逮捕し、渋谷署に捜査本部を設置した。３人は容疑を認め「身代金を要求した」「（果菜子さんを）狙った」などと供述。逮捕の際に捜査員１人が拳銃で撃たれて軽傷を負っており、捜査本部は身代金目的略取や殺人未遂の容疑でも捜査している。

　逮捕されたのは、横浜市鶴見区小野町、韓国籍の崔基浩（５４）▽住所不定、中国籍の李勇（２９）▽岩手県紫波町日詰西、伊藤金男（４９）－の３容疑者。

　調べでは、崔容疑者ら３人は２７日午前１時２５分ごろ、川崎市中原区上丸子八幡町のワンルームマンション「３０５号室」に果菜子さんを監禁していた。

　約４時間追跡したが、同市高津区で犯人側の警戒が厳しくなったため追跡を一時断念。午後１１時ごろに宮前区で再び発見し、２７日午前０時４０分ごろ、ＪＲ川崎駅前で車を止めた崔、李両容疑者の身柄を確保した。

　李容疑者に監禁場所のマンションに案内させ、午前１時２５分ごろ、李容疑者がモニター付きのインターホンで、室内にいた伊藤容疑者にドアを開けさせて捜査員９人が突入した。

　室内で果菜子さんを見張っていた伊藤容疑者が改造銃とみられる拳銃を一発発射。捜査１課特殊班の警部補（３６）の側頭部をかすめ軽傷を負ったが、いすに座っていた果菜子さんを１３時間ぶりに保護した。