おそらくこの少年達はホームレスを人間として認めていなかったのだろう。殺人とまで行かなくても、おおかたの人間がホームレスに対して抱いている印象は変わらないものと思われる。
どの国にもホームレスは存在するが、日本の場合あきらかに放置している。そもそもホームレスという名称自体が本質を隠した欺瞞に満ちた名称である。
支援している連中もいるが、存在自体が許容できないものであるという事実には間違いないだろう。
排除するという思想はもちろん間違っている。このような存在が発生しない環境を作るべきなのである。
社会の体質に変化がない以上、このような愚劣な事件は起こり続けるだろう。
(記事)
兵庫県姫路市のホームレス焼死事件で、殺人などの容疑で逮捕された高校3年の男子生徒(18)が事件前、「火炎瓶を使え」と、仲間の無職少年(16)=別事件での恐喝容疑などで逮捕=らに対し、犯行の手口を具体的に指示していたことが16日、姫路署の調べで分かった。高校生は、焼死した無職雨堤(あまづつみ)誠さん(当時60)らに投石などの嫌がらせを繰り返していた少年グループのリーダー格だった。高校生を知る教育関係者は「夜と昼とで別の顔を持っていた」と指摘する。
これまでの調べで、少年らは昨年10月22日の事件前、いったん大型のビール瓶にガソリンを詰めた火炎瓶を投げたが割れず、複数の清涼飲料水のガラス瓶にガソリンを入れた火炎瓶を投げつけたことが分かっている。姫路署は、高校生が雨堤さんたちが暮らしていた場所を燃やそうと考え、少年らに火炎瓶を複数用意して投げつけることを指示したとみて、犯行に使われたガラス瓶やガソリンの入手先などを調べている。
詳しい記事 「火炎瓶使え」逮捕の高3生が指示 姫路・野宿者焼死
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