実に気の毒な事件である。
新華社の配信は今月9日付けで、北京で開かれた各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会に出席した水野会長の発言として「中国の食品に基本的に問題はないと感じている。先ごろ、小さいことがメディアで盛んに報道されたために、国民が少し心配しているにすぎない」「最も心配しているのは、五輪の入場券を買えず、現場で競技を観戦できないこと」などと報じた。記事は、在日中国大使館のホームページにも掲載された。
水野氏の立場上新華社相手にはこれくらいのリップサービスをしなければならないだろう。
しかし、日本のマスコミがこんなおいしいネタを見逃すはずがない。周知のごとく日本のマスコミは全てCIAのコントロール下にあり、その御意向で記事を書いているのである。アメリカのスポーツ用品メーカーと敵対関係にある「ミズノ」がどうなろうが知ったことではない。
あまりの反響に慌てたミズノは14日、ホームページに「食の安全性も含めて(五輪への)準備がなされていることを語った。英語で行われた記者とのコミュニケーションの一部に齟齬が生じたのではないか。結果として配慮が不足していた内容となった」との謝罪文を掲載する羽目に陥った。
(記事)
「日本国民の心配は食より五輪入場券」ミズノ会長が発言と新華社報道
最新の画像もっと見る
最近の「事件簿」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2005年
人気記事