真相世界(The truth world)

200706フジモリ元ペルー大統領 国民新党から参院選出馬


政治的思惑があることは承知しているが、何でもありの仁義なきやり方であろう。大統領が別の国の国会議員になるなど前代未聞だ。ペルーを日本の田舎県に見立てれば、元知事が参議院に出馬した、と言う発想だろうが、ペルー国民を愚弄しているようにも思える。個人的には野次馬根性で、「当選したら面白いな」という気持ちは多少あるけど…。

フジモリ氏、参院選比例区出馬の声明 国民新党も発表

 国民新党から参院選立候補を要請されていたフジモリ元ペルー大統領(68)は27日午後(日本時間28日午前)、「日本に恩返しする貴重な機会を与えていただいた」などとする声明を出して、参院選立候補を正式に表明した。

 声明でフジモリ氏は取り組むべき課題について、「ペルー時代に外交交渉で隣国との長年の国境紛争を解決した」として、北朝鮮の拉致や核開発の問題など近隣諸国との関係を挙げている。また、治安の改善や地方経済の活性化にも意欲を見せている。

 現在フジモリ氏はチリで自宅軟禁下に置かれ、ペルーへの引き渡しの是非が審理されている。ペルー側の訴追については「証拠に基づかない政治的な迫害だ」と主張し、「無罪が証明されると信じる。引き渡し審理から逃げることは絶対にない」と強調している。

 一方、同氏をペルーに引き渡すかを審理しているチリ最高裁のアルバレス判事は27日会見し、同氏の参院選出馬が審理に及ぼす影響を否定した。審理について「ペルー、チリ、日本のいずれの政府からも圧力を受けてはいない」と中立を強調、引き渡しの是非の決定を早急に出したいと述べた。一方で、決定まで少なくとも2週間以上かかるとの見通しも示した。


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