真相世界(The truth world)

200610ウィキペディア創設者がライバル設立へ

仲間割れしたものと思われる。確かにウィキペディアはインターネット上で画期的な試みである。WEB上で誰でも参加できる百科事典をネットユーザ間の助努力で作り上げるという発想は誰でも思いつくものだが、実行は難しい。 言うは易し、行うは難しである。

既成の百科事典サイトが有料化して行く中でFreeの精神を貫くというのは賞賛に値する。Free百科は過去にも試みられたが、個人の趣味の域を出ず、ウィキペディアほど体裁が整備された事例は希有なのである。

自由に執筆に参加できるというのはウィキペディアの魅力の一つであるが、検閲審査の負担は並大抵のものではない。

質の低い情報は排除しないと、公共の事典とはなりえないからである。サンガー氏がこのほど、ウィキペディアがカオスの状況にあると批判したのは一理ある。

彼が別の百科事典を立ち上げるのも賛成である。事典はいくつあっても困らない。大いに頑張ってもらいたいものである。

ウィキペディア創設者がライバル設立へ


(フィナンシャルキタイムズ 2006年10月16日初出) サンフランシスコ=リチャードキウォーターズ

オンライン百科事典ウィキペディアの創設者の1人が、ライバルとなるオンライン百科事典を間もなくスタートさせる。大勢の知恵をオンラインで集約するにあたって、ウィキペディアよりも整然としたやり方を実現させたいというのがねらいだ。

ネット上で誰でも執筆キ編集ができるウィキペディアは、不特定多数が協力しあうオンラインキプロジェクトとして最も顕著な成功例のひとつ。何かについて検索すると、140万件あるウィキペディア記事が検索結果の上位にあがってくるほどだ。
しかしウィキペディアは参加自由であるが故に、内容の信頼性が疑問視されることもあり、政治的にデリケートなテーマについては議論の場になってしまうことも多かった。

ラリーキサンガーは2001年のウィキペディア誕生に協力したひとりだ。そのサンガー氏がこのほど、ウィキペディアのカオス(混沌)にもっと秩序を持ち込もうと、新サービスを開始させることになった。カオスに秩序をもたらすためには、いわゆる既存の権威の力を借りて、書き込み内容を判断する。ウィキペディア同様に投稿は誰でもできるが、その記事を外に出していいか悪いか決めるのは、専門知識をもつ編集者となる。また対立する利害関係を調整するため、ボランティアの「保安官」たちを配置す る。


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