200608斎藤佑樹は本当にヒーローか？ 早実佑ちゃんの青いハンカチを探せ！

「青いハンカチが売れている」という記事は事実だろうがマスコミが煽っていることも事実である。斎藤佑樹を「ハンカチ王子」というばかばかしいキャラクターで売り込もうとしているのである。

一高校生である斎藤佑樹の将来性もプライバシーも何も考えてはいない。今視聴率を稼ぐこと、部数を伸ばすことが全てなのである。

優勝直後、本人もさすがに興奮して口を滑らせた「プロでやりたい」発言も、マスコミには美味しい餌として映った。常識的に考えればそのまま進学して実力を蓄える選択が一番いいに決まっているが、そんな地味な選択ではマスコミは許さないのである。

マスコミにとって斎藤ほど美味しい餌はない。亀田と対極に位置する正義のヒーローというイメージにうってつけだ。亀田に関わって失墜したマスコミの信用度を回復させる救世主になるかもしれない。マスコミにとってほとぼりが冷めるのに必要な時間はせいぜい２週間である。

斎藤は２週間の救世主であってくれさえすればいい。斉藤が何かやらかしてくれればもっと長持ちする。

私個人としては斎藤は守らなければならない逸材だと思っている。理由は高校野球も腐敗堕落しているからだ。
本来、高校のスポーツは高体連という組織が統轄している。高校時代部活をやっていた人なら知っているだろう。ところが、高校野球は高野連という組織が行っている。どうして高体連ではまずいのか？

理由は簡単。高野連の方が集金能力が桁違いに高いからだ。せっかく金が転がり込んでくるのに、貧乏人と丼勘定する気がするだろうか？

ではどうして集金能力が高いのか？　甲子園に行くには金がかかる。自分の学校が甲子園に行った経験のある人ならわかるだろうが、地域ぐるみで金集めをしなければ間に合わない。高野連や朝日新聞が何とかしてくれるわけではない。

地域から金を集めるには政治力が必要になる。そう、地元のボスと称する人物が出てくる。パトロンに企業が名乗りを上げる。企業も只では金を出したくない。

要するに金まみれにならざるを得ない構造になっているのである。

甲子園に行くにも漫然と練習していれば行けるわけではない。全国からスカウトが中学校に青田刈りをする。高校野球の地区代表制というのはナンセンスな制度なのだ。地域の体裁など元からなしていない。
実際に斉藤君も群馬出身である。

公立と私立では金が自由に使える私立ほど有利になる。支度金を積んで自校に引っ張り込みやすいからだ。
東大進学率の高い高校は別に教師の指導がいいわけではない。もとから東大に行ける頭のいい生徒が入学してくるだけの話である。

甲子園出場校も実態は全く同じである。金があるところほど強い。そういうところは政治力も強い。実際に名門高校の監督はそのまま政治家の太鼓持ちをやっていることも多い。飲んべえが多いので、酒がらみで猥褻事件や交通事故などトラブルも起こすが、もみ消して貰える場合も多い。

名門校野球部に入部した生徒はろくに勉強もせず、一日中野球の練習に明け暮れる。しかし、見込みのない奴もいる。邪魔だから退部させられる。クビになった生徒の多くは人生の目標を見失いグレることになる。

こんなアホなことを延々と繰り返していて、どこが教育の一環だろうか？　朝日新聞は都合の悪いことはいっさい報道しない

高校野球の実態を知っている人の中には「高校野球に関わっている奴らはみんな人間のくずばかりだ」とまで言ってのける者までいる。

以上はあくまで名門校の一部の話であり、甲子園とは縁のないレベルの高校の野球部は普通の部活である。いっさい金が絡んでこないし、特殊な指導も受けていないから当たり前だ。

何だ、お前　さっきから高校野球の悪口ばかり書きまくっているだけで斎藤のことは書いてないじゃないか。斎藤もクズだというのか？　


いやごともっとも。ものの順序で仕方なくだらだら書いてしまったが、結論はすでに述べている。斎藤は守るべき逸材なのである。

理由は早稲田実業を信用しているからである。野球名門校の中には新興宗教系や右翼・暴力団系の高校まであるが、早稲田実業は「まともな高校」と評価していい高校である。実際にも簡単に入学できる学校ではない。公立高校よりは設備待遇など有利であることは間違いないが、まさか一日中特別待遇で野球漬けなんて馬鹿なことはやっていないだろう。

野球部を退部してもグレずに済む教育環境もある。公立高校（まともな）よりは有利であるが、私立の野球名門校よりは不利な状況であったと思われる。それを押さえて優勝の栄冠を勝ち取ったのだから偉いと思うのである。斎藤ばかり騒がれているが野球は９人でやるスポーツだから、最低９人の逸材をそろえなければ優勝には至れない。
早実関係者の努力には敬意を表したい。

話を戻すが、日本のボクシング事情がどろどろしていて暴力団の臭いをプンプンさせており亀田はそこで咲いたあだ花であるが、実は高校野球とてどろどろした土壌であることには代わりばえしない。

「亀田が悪で斎藤が正義の味方」という図式は高校野球の本質を隠蔽したマスコミのでっち上げである　

たまたま、今回は斎藤だからまがりなりにも「亀田 悪 斎藤　正義」と言えるが、暴力団系高校の特訓投手あたりがヒーローになったら、「亀田とにたりよったりだった」なんてことになってしまうのである。疑惑の判定に関しても、地方大会レベルだと、学校間の政治力がものを言ってしまう可能性すらある。

優勝フィーバーをしらけさせて申し訳ないが、私の希望としては「朝日新聞主催の高校野球は中止して、高野連も解散。高校野球はインターハイでやりましょう」という意見である。　

(参照）

早実佑ちゃんの青いハンカチを探せ！

（記事）
佑ちゃんの「青いハンカチ」を探せ－。早実斎藤佑樹投手が使ったタオル風ハンカチが話題を集めているが、全国のデパートなどには「どこのブランドか教えて」と問い合わせが相次いでいる。デパート側もメーカーなどに聞いているが、いまだに斎藤のハンカチは特定されていない。テレビ局のワイドショーもチームを結成して探している。デパートでは、似た模様の青いハンカチをまとめ買いする人も現れているとか。
　東京・西武百貨店池袋本店によると、決勝戦が引き分けに終わった２０日ごろから、同店に「斎藤投手が使っているハンカチはどのブランドですか」「あの青いハンカチはありますか」などの問い合わせが入り始めた。優勝が決まった２１日や、一夜明けた２２日も同様の問い合わせは続き、１日平均で十数件にのぼったという。

斎藤ハンドタオルは、もう買えない

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