イスラエル、現状規模でレバノン攻撃継続 閣議が方針
(寸評)
キリスト教では右の頬を打たれたら、左の頬をさしだせ、と説いているが、ここは中東、目には目を、の精神である。
いくらアメリカの後押しとはいえ、これほど殺戮しまくると、イスラエルという国家よりも、ユダヤ人に対する認識そのものを変えてしまわざるを得ない事態にまで発展してしまっている。
勝者の論理でヒトラーを極悪非道の人物と教えられているが、実際はスターリンやナポレオンとどの程度違うのか? 見解にもよるだろうが、代わり映えしないという意見もある。
今更ヒトラーを再評価するつもりもないが、イスラエル周辺国では英雄視されていることは確かだろう。
(記事)
イスラエル政府は27日、国防関係閣僚による閣議を開き、当面現在の規模でレバノンへの攻撃を継続する方針を決めた。26日に国境近くのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの拠点をめぐる戦闘で兵士30人が死傷したことから、今後の戦闘方針を検討した。
首相府によると、攻撃規模は変えないが、地上部隊の編成のし直しなどのため予備役を非常招集することも決めた。イスラエル放送によると、閣議でオルメルト首相は「これまでの戦闘は所期の目標に達している」との認識を示した。
イスラエル紙ハアレツ(電子版)によると、空爆を伴う大規模な地上侵攻を求める軍などの強硬意見と、「大規模な地上攻撃はシリアを刺激する」などとする慎重論の双方があったという。
ローマで26日に開かれたレバノン情勢に関する国際会議が停戦に道筋をつけられなかったことについて「攻撃を継続してもいいという青信号だ」(ラモン法相)と受け止める声も上がっていた。
イスラエル軍はこの日も南部での地上攻撃を継続、レバノン各地のヒズボラ関連施設への空爆も強めた。AP通信によると、12日の攻撃開始からの死者数はレバノン側423人、イスラエル側51人。
イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザへの攻撃も強化。26日の攻撃でパレスチナ市民を含む23人が死亡。27日もミサイルを撃ち込み、多数が負傷した。
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