200608馬鹿都教委がまたしてもお間抜けな調査 しかも偉そうに説教 朝食取れば「成績アップ」

馬鹿都教委がまたしてもお間抜けな調査 しかも偉そうに説教 朝食取れば「成績アップ」

朝食取れば「成績アップ」

（寸評）
何だ、いいこと言ってるじゃないか！　おまえ何を文句つけているんだ？　と訝しがる人も多いだろう。
実はこんな調査どの都道府県でもしょっちゅうやっていて、ほぼ同じ結果が出ているのだ。嘘だと思うならば、ネットで「朝食」「成績」「教育委員会」で検索してみればわかる。腐るほど引っかかるはずだ。
問題は、何でこんな分かり切った調査を金をかけてやるのかと言うことである。
結論から言うと、成績アップと朝食との間には因果関係などない。きわめて非科学的な調査である。血液占い並のお粗末な分析なのである。

朝食をとってる子供の方が成績がいいのは当たり前。親がしっかりしているからだ。所得も高い。「所得の高い家の子供は成績がいい」というのが結論である。
勉強する環境も整っているので当たり前である。

一方下層階級の家庭では母親が不安定な労働を強いられていたり（そもそも母子家庭である場合が多い）、家庭環境が不規則にならざるを得ないような状況に陥っている場合が多い。

普通の家庭の子供でも、夜更かししていて朝食をとらない子供は相当数いるだろうが、統計をとってしまえば、朝食をとらない子供の成績が悪いと出るのは当たり前なのである。

子供の成績に差が出てしまうのは社会環境の問題なのである。それをさも「朝食をとれば成績が上がる」などとほざくのは、これでは「○○するだけでダイエットできる」式のインチキ健康雑誌と同じであろう。

そもそも、何でこんないい加減な調査を毎年馬鹿の一つ覚えのようにやっているのか？

理由は管理職試験に合格した先生が余っているからである。日本の学校の生徒人数に対する教員の定数は先進国でも最低のレベルであるが、管理職は異常に多い。校長と教頭がいれば良さそうだが、アホの石原は「副校長」「主査」「教頭の複数設置」など、生徒数が減少している中で、お飾り管理職を増やし続けているのである。

一方で若い先生はほとんど採用せず、部活動など危機的状況に陥っている。暇な管理職が部活指導をすれば問題はある程度解消するだろうが、そんな話は聞いたこともない。

こんなに暇な管理職を増産しているのに、都教委には、配置先がなく部屋済み状態で油を売っている管理職試験合格者（指導主事）という役職がごろごろ順番待ちをしているのである。

管理職試験に合格するのは、自己推薦と厳密な試験の成績と表向きはなっているが、お役人ににらまれている先生が受験しても、まず合格しないだろう。日の丸君が代で名前を売ったような人は絶対に管理職にはなれない。(もし、なっちゃたりしたら、それなりに困るけど…）


要するに暇な指導主事に給料を払う以上、何か仕事らしいことをやってろ、というのでやっているのがこの調査なのである。去年のまねをするだけだから、頭も使わず簡単にできる。

私個人的には、大いに結構、毎年続けてもらいたいと思っている。変に頑張られてお役人や右翼議員が喜びそうな目新しいことをやられると、おそらく学校現場はますます混乱して、ひどい事態になることが予想されるからである。

東京都は何もしなかった青島がいちばんいい知事だった。石原！　早く認知症になって引退しろ。


（記事）
都教委が児童、生徒に学力調査

朝食取れば成績アップ―。朝食を食べる生徒は取らない生徒よりもペーパーテストの正答率が高い傾向にあることが、東京都教育委員会がまとめた児童・生徒の学力調査で分かった。

　同教委は今年１月に都内の公立小学校５年生と公立中学校２年生を対象に、小学校は1339校の８万5857人に国語、算数、社会、理科の４教科、中学校は646校の６万7413人に英語を加えた５教科について行い、意識調査も実施した。

　学力調査はペーパーテスト形式で実施。小学校では国語が78.9点、算数が75.7点、中学校はそれぞれ79.5点、64.6点で結果は総合的には良好だった。また授業については、小学生の約８割、中学生の約６割が「楽しい」「少し楽しい」と回答。内容についても「よく分かる」「どちらかと言えばよく分かる」と答えた。中学生では全教科で前年より増加し、国語が4.8％、理科は5.2％アップした。

　生活習慣についても尋ね、朝食を必ず取ると答えたのは小学生で79.7％、中学生で70.2％。「食べない」「食べないことが多い」生徒も小学生で5.1％、中学生で11％いた。さらに学校に行く前に朝食を食べる生徒は、全科目で平均点を上回り、取らない生徒より正答率が高かった。

　都教委では、調査結果を踏まえ、授業内容の改善や生徒の生活習慣の定着に向けた取り組みを行う。