真相世界(The truth world)

200809紅白のめでたい吉祥寺楳図かずお邸訴訟始まる 原告婦人3回失神の事実判明


私がヨーロッパから帰ってきてまず思うのは日本の町並みの穢さである。開発途上国のスラム的な不潔感ではない。精神的不潔感である。
個々の建物は欧米のどこにも引けを取らない立派なものである。そこは腐ってもGDP世界第二位の大国だ。インフラが外国に見劣りするはずはない。
私が穢いと感じるのは新宿・渋谷・池袋などだ。

穢い理由はただ一つ。統一感がないことである。街全体の景観という配慮が日本の場合欠落しているのである。
アジアの街も統一感がない。しかし、混沌としたエネルギッシュな圧迫感を覚える。それが抑止力になって不潔感をあまり意識させない。
日本と強いて似ているとしたらアメリカの都市がそうだが、やはり似て非なるものがある。空間の違いだ。日本の場合小じんまりとしてせせこましい。アメリカにはさすがにそれはない。
アメリカの都市と比較すると日本の都市は惨めさだけが残る。

日本を訪れる観光客が少ないのはひとえに街が穢いからだと私は思っている。
日本はもう少し景観作りに配慮するべきである。

郊外には大規模な新興住宅地が広がり、さすがにそこには統一感がある。しかし、所詮は猿まね風で、「美しい」とは思えない。
どうせ作るなら日本独特の伝統美に根ざした街作りをしてもらいたいものである。合掌造り風まですれば嫌みだが、その地域に根ざした民家風の新興住宅地があってもいいと思うのだが、そういう発想はない。
大阪の郊外に南欧風のオレンジの屋根に白い壁の家が並んでいても、そこに住んでいる人間は「陳腐」だとは思わないのだろうか?

実は吉祥寺は私の家の近所である。まだ楳図邸を見物したことはないが、私が思うに「住みたい街ナンバー1」に選ばれるようなたいそうな街とも思えない。
まあ、住宅地としてはふざけた地価だから、業者のPRで騒いでいるだけだろう。

失礼ながら楳図邸みたいな変な家があっても今更景観もへったくれもないように思われる。
楳図氏も相当の変人みたいだが、原告の人もそれなりの人なのだろう。

楳図さん紅白ネクタイで白黒つける…「まことちゃんハウス訴訟」初出廷



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コメント一覧

愚政策
宅地並み課税制度と、ミニ開発の結末
貴兄のご指摘は尤もである。日本でも昭和40年代まではニュータウンと称して一定規模の新興住宅団地が全国各地で勃興した、しかし、今やミニ開発の時代である、農地に対する“宅地並み課税制度”(詳細はGoogleにて検索されたし)の影響で、田1枚単位での宅地化が行われ、袋小路の街並み、即ちスラム状態になってしまった。愚かな政治、行政の結末がこの有様である。
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