進行虫歯、電磁波で治療 鳴門の歯科医開発、骨再生し抜歯回避
≪進行した虫歯に電磁波を照射し、周囲の骨の再生を促進させることで抜歯せずに治療する方法を、鳴門市瀬戸町明神の歯科医師で徳島大学社会人大学院(歯科保存学)二年の富永敏彦さん(43)が開発した。歯科医療関係者によると、電磁波を用いての再生治療は例がない。≫
本当なら夢のような技術である。一般的に電磁波は人体に悪影響を与える報告だけがなされてきたが、まだ未知の可能性があったのだろうか?
≪歯の神経を抜く際、電磁波を照射する針状の器具を使用していた富永さんは、その殺菌効果に注目し、五年前から歯根周囲への利用研究を開始。二年前、歯根の深い場所を殺菌するため器具を改良し、針先だけから電磁波が出るようにした。≫
もともとは殺菌目的で電磁波を利用していたようだ。
≪この器具で、溶かされた歯槽骨周辺に五百キロヘルツの電磁波を一秒間、数回照射すると、殺菌効果とともに、歯槽骨の骨芽(こつが)細胞も活性化。一カ月で厚さ一-二ミリの歯槽骨が再生し、歯を支えることが分かった。二年間の臨床では、四十二症例すべてで抜歯せず、虫歯の部分を削って金属やセラミックなどを詰める治療で対応できた。電磁波は微弱で、照射も短時間なので健康面に影響はないという。≫
結果オーライだが、電磁波を当てると何故骨芽細胞が活性化するのかの因果関係は判らない。それについても解明してもらいたいものである。
≪指導教官の松尾敬志教授(歯科保存学)は「抜歯せざるを得なかった虫歯の治癒の可能性が高まった」とする。
また、電磁波治療は一-二カ月で終了するため、一年程度かかるインプラントに比べて、患者の負担が軽減できる。
富永さんは「虫歯になっても、できるだけ自分の歯を残す治療がいい。電磁波治療を広めたい」と話している。≫
ということで、費用もかかからず、大した装置もいらず、患者の負担も少なく、回復も早いといういいことずくめ話なのだが、ここまで調子がいいと何か落とし穴がないか不安になる。
逆に本物なら「妨害工作」も心配である。安上がりな方法が開発されると困る連中も大勢いるのだ。
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