2人は12月17日午後3時半ごろ、北区中十条にあるJR埼京線北仲原踏切の線路上に縦7センチ、横12センチ、厚さ3センチのコンクリート片を置いたところを、王子署員に職務質問された。1人は現行犯逮捕され、もう1人は逃走したが、まもなく逮捕された。
この踏切や周辺の線路上では10月中旬以降、置き石で電車が停車する事件が計5件発生し、王子署で警戒していた。取り調べに対し、2人は「電車が止まるのがおもしろかった。これまでに4、5回やった」と供述した。
この2人が幼稚な精神状態であることはよくわかるが、警察がこいつらを少年院に送り込めるか注目したい。鑑別所にもまわさず放置してしまうのではないかと心配している。一応2年以上の懲役に当たる犯行なのだが…。野放しにしておくと懲りずに累犯に及ぶケースがままある。
この事件とは別に置き石事件は全国至る所で多発している。特定のローカル線に多い。調べてみるとJRが利益優先のあまり、定期券乗客を冷遇して無意味に特急や快速を走らせ、定期利用客が多いにもかかわらず通過されてしまう駅や、大規模団地ができたにもかかわらず列車本数を全く増やす意志が見られない路線が多い。
マスコミは今回のように置き石事件イコール愉快犯的なとらえ方を国民に強要しているが、実態は怨恨によるものが多いものと思われる。