各社新聞記事によると、事件の経緯は次のようになる。
12月８日新規上場したジェイコム株は初値67万2000円をつけた。みずほフィナンシャルグループの証券会社であるみずほ証券は「ジェイコム株を61万円で１株売り」の注文を受けたが、担当社員は「１円で61万株売り」と金額と株数を逆に入力した。
大量の売りを受け株価はストップ安の57万2000円に急落した。１分半後、近くにいた別の社員がコンピュータの警告に気づいた。担当社員は取り消し作業を３回行ったが失敗した。みずほ証券は買い戻しを始めたが、約13万株は買い戻せずに残った。みずほ証券の誤発注は発行済み株式の42倍にもなり、買い戻し切れなかった。
なお、ストップ安とは取引所では、前日の終値または最終気配値などを基準として一日の値動きの幅を一定に制限している。この一日の取引における値動きの制限を「値幅制限」といい、値幅制限いっぱいまで価格が上がることを「ストップ高」、下がることを「ストップ安」という。
みずほ証券が誤発注に気付いたころ、東証も異常事態を察知し、みずほ証券に電話を３回入れて対応を求めたが、みずほ側が「注文取り消し作業中」と返答するのをそのまま放任した。東証は誤発注の具体的な内容が把握できず、発行済み株式数を超える異常な注文を自動的に遮断する安全装置もなかったにもかかわらず、９日未明の会見で東証は、対応に問題はなかったと説明した。
今回の事件で東証のシステムに重大な欠陥があることが露呈した。平成13年11月1日に組織変更し株式会社となって以来の不祥事である。みずほ証券の福田真社長は８日の会見で、誤って出した売り注文61万株についてはほとんど買い戻せたと弁明した。しかし、市場では13万株程度が買い残しとみられている。
株式は購入から４営業日目に受け渡す規定になっている。みずほ証券は今回、現物を持たずに空売りした状態なので、買い戻せなかった分については12月13日に投資家に株券を渡さなければならない。
みずほ証券はジェイコム株を保有する投資家から株を買い戻す必要があるが、ジェイコム株を持っている株主は、みずほ証券が買いたがっているのが分かっているから、値上がりを期待して売り控えるのは確実である。このため、引き渡しができない場合は株券の代わりに現金で支払うなどの特別措置がとられるものと思われる。
これだけの内容だったら、単なるお間抜けな証券社員による単純ミス事件で終わってしまいそうだが、何百億という現金が動いてしまったことも事実なので、裏があるのではないかと勘ぐる必要もあるだろう。安直に思いつくのは脱税、裏資金工作である。損失したことにして、誰かさんの懐に入ってしまった可能性も否定できない。アメリカによる妨害活動の一環という見方もある。ジェイコムという会社の実態についても調べてみるとおもしろいかもしれない。みずほにもいろいろな政治家が関与しているから、その線から洗ってみても何か出てくるかもしれない。
この人一日中ネット取引しているに違いない。マイクロ波中毒に気をつけよう。もう足を洗って悠々自適の生活をしてはいかがか？
記事が面白いと思ったら下のリンクをクリックしてくだされ！！
<(_ _)> →人気blogRanking
