実は聖書研究者の間では常識化しつつある説で、今回の発表も取り立てて珍しいものではない。様々な傍証からユダがキリストを売ったという説は虚偽であろうという推測がなされていた。
欧米において聖書は日本の皇室同様さまざまなタブーが存在する。分かり切っていることでもあからさまに公表するのがためらわれる事例が数多く存在する。これもその一例に過ぎない。
問題なのは何の意図があって今回公表したかである。何らかの世論操作の臭いも感じる。単なる目立ちたがりとも思われない。
(記事)
米国の科学教育団体「ナショナルジオグラフィック協会」は6日、1700年前の幻の「ユダの福音書」の写本を解読したと発表した。
イエス・キリストの弟子ユダがローマの官憲に師を引き渡したのは、イエスの言いつけに従ったからとの内容が記されていたという。
解読したロドルフ・カッセル元ジュネーブ大学教授(文献学)は「真実ならば、ユダの行為は裏切りでないことになる」としており、内容や解釈について世界的に大きな論争を巻き起こしそうだ。
詳しい記事 ユダ裏切ってない?1700年前の「福音書」写本解読
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