200710藤田広島県知事「進駐軍レイプ被害者にも責任」発言に噛みついた婆さん

常識的に考えればこの知事さんの言っていることは至極まともで、婆さんの言い分の方が変な印象を受ける。ネット上でもそのような意見が圧倒的である。確かに朝の３時頃盛り場をうろついていて進駐軍グループにナンパされてしまうネーちゃんのオツムの程度は想像するに難くない。
こんな状況でのこのこ付いてきた頭の弱いネーちゃんに、進駐軍グループとしても納得ずくと勘違いしてしまった可能性も考えられるが、人種差別意識も漂っている。
進駐軍人が一人でホテルで行為に及び、その後相応の金を渡していれば、おそらく問題にならない事件であった。
ネーちゃん一人に対して４人で暴行し、場所が駐車場であったことが心証を悪くしている。記事で判断する限りでは４人は行為の後金も払わずに逃走したものと思われる。
少し前までなら、逃げ得で終わっていた事件だろうが、基地問題の風当たりが強いことくらいアメリカも察知しているだろうから、この４人は日本側に引き渡されるだろう。

日米地位協定は実に情けない不平等条約である。進駐軍属が事件を起こした場合、日本側が起訴するまで進駐軍が身柄を拘束できると定めている。しかし、１９９５年の進駐軍兵による女児暴行事件を機に、殺人や婦女暴行などの凶悪犯罪に限り、起訴前に身柄引き渡しを行う弾力的運用が図られるようになった。
今回もこれが当てはめられそうだ。

米海兵隊岩国基地報道部は「海兵隊員４人を県警の捜査との関連で拘束している。県警の捜査には全面的に協力している」と答えている。

で、どうして婆さんがこんな常識的な藤田知事に噛みついたのか？

実はこの藤田氏、知事としてはちっとも常識のある人ではなかった。

後援会が８３００万円、収入過小記載疑惑　藤田雄山広島県知事の元での恐ろしい話

またWwikipediaによると、

2001年6月に藤田雄山広島県知事は自民党議員会の役員14人と料亭で、知事交際費から支出した費用48万円で会食した件で、広島地方裁判所は判決で「会合は合理的な必要性が認められない」として、全額返還を命じで敗訴が確定し藤田雄山広島県知事は費用全額を返還となった。
2007年4月に行われた広島県議会選挙で藤田陣営から金銭を送られたと実名で報道（中国新聞）された、県議会議員の多数が落選したため、広島県政史上自民党系議員の数が最小になった。
朝日新聞が実施した「全国知事支持率世論調査」（2007年7月21日朝刊）によれば、調査対象になった46都道府県（県知事選挙中の群馬県を除く）のなかで、最低支持率（17パーセント）と最悪不支持率（56パーセント）を記録し、広島県民からの信頼が事実上喪失していると報道された。

とのことで、地元では極めて評判の悪い嘘つき政治家という評価が確定している御仁なのである。ドロドロ濁った広島政界を４期に渡り知事として泳いできたしたたか者ではあるが、内堀も外堀も腐敗しきっているようである。

こんな御仁が偉そうなことを抜かしたから、事情を知っている地元民が、（婆さんは大阪の人らしいが）「何抜かす、このドブネズミが！」と言うことになったものと推測される。オオカミ少年丸出しの話だった。

（記事）

藤田知事発言に非難の声

　米海兵隊岩国基地の隊員４人が女性を集団暴行したとされる事件をめぐり、藤田雄山広島県知事が、広島市中区で20日あった「日本女性会議2007ひろしま」で、「盛り場でうろうろしている未成年もどうかと思う」と発言。参加者から「被害者に事件の責任を負わせている」と非難の声が上がった。

　大阪府の女性(65)は「被害者に責任を負わせる発言は、人権をさらに侵害している」と憤った。