幼稚な論文である。
いろいろ騒がれているが、比較的短い論文なので流し読みして自分で判断するのがよろしかろう。
日本は侵略国家であったのか 田母神俊雄
呆れたことに懸賞論文である。他の自衛官も小遣い稼ぎで応募していたらしい。
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自衛官は意外と筆まめなのだ。懸賞論文に応募するくらい勝手だろうと思うのだが、いろいろ下らない規則があるのには同情する。
≪防衛省では内部の規則で、隊員が職務に関する意見をメディアなどで発表する際、文書で上司に届けることを求めている。空幕長の場合、官房長に連絡する必要があるが、他の隊員の場合は上司に連絡する必要がある。このため防衛省では、内規違反がないかについての調査などを検討している。≫
私が呆れているのは、こんなちゃっちい論文が最優秀賞を取り300万円ゲットしたことである。
ずいぶんとお粗末な懸賞論文もあったものである。
≪田母神氏が応募したのは、ホテルチェーンなどを展開する総合都市開発「アパグループ」(東京都港区)が主催する「真の近現代史観」懸賞論文。今年5月からの募集に対して約230件の応募があり、田母神氏の「日本は侵略国家であったのか」と題した論文が最優秀賞を受賞した。この論文を含めて入賞した13件の受賞作品集出版も予定されている。13件には他に現職自衛官の論文はないが、入賞しなかった中に現職自衛官の論文があったという。≫
「この程度で受賞できるのなら2ちゃんねるに跋扈するバカウヨにもチャンスがありそうだ」などと考えるあなたは甘い。おそらく「名前」で当選させたのだろう。
審査委員長は保守派論客の渡部昇一・上智大名誉教授ということなので、「馬鹿でも大学教授になれます」ということか。
この人の書いていることはそんなに間違っていない。ただし誇張癖があるのか、全体がバカウヨ風で身びいきの嫌らしさが目立つ稚拙な書きぶりなのである。
匿名でブログに書くにはかまわないだろうが、実名で書くとはホント「お馬鹿」としか言いようがない。
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ホントのことをあけすけに言われればそれはこいつらも怒り出すわな。
ただ、この論文では、戦前日本人は「非常に平等意識が高かった」などと抜かしているが、「チョン、チャンコロ」と蔑んでいたのは紛れもない事実である。
「欧米列強もアジアを植民地にしてたのに、何で日本だけ『侵略者』といわれなければならないのか?」
などと泣きを入れているが、理由は簡単。「負けちゃったから」だ。
ヒットラーのボロクソの言われようを見れば解るだろう。
もっとひどそうなスターリンなど大したことはない。
強い相手に無謀な戦争を仕掛けたお馬鹿軍隊を今さら弁護しても始まらない。
当時の政府がもう少し頭がよければ、戦争を回避する手段はいくらでもあったのだ。
とにかくこんな馬鹿が現職の幕僚長とは「恐れ入った」としか言いようがない。
民主党としても解散をせずに逃げ回っているアホウ首相を攻撃するカードをまた一つ持ったことになる。
<航空幕僚長>民主、攻勢強める 給油延長法案成立不透明に
ただし、調子に乗りすぎると、「また中国や朝鮮、在日の味方ばかりしやがって」と警戒されるから注意しよう。
「馬鹿は何とでも言う」というが、口の軽い奴は頭の弱い奴なのである。
更迭された中山前国交大臣を見ても判るだろう。衆議院選に「出る・出ない」を未だに繰り返している。
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そういえば、ハマコーのBMが防衛大臣だったな。
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あHHH
とおりすがり
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