本ブログではたびたびこんにゃくゼリーの危険性に警鐘を鳴らしてきた。こんにゃくゼリーは実に恐ろしい殺人凶器なのである。
「消費者行政担当相」などという大臣が本当に必要かはさておこう。どうせ解散までの渡りである。次の内閣ではこんな名称の大臣が存在するかも定かではない。
せっかく大臣になったのだからパフォーマンスが必要である。
今回の騒ぎは単なる野田氏の売名行為で、マンナンライフは単なるカモという印象は免れないが、この会社は実にとんでもない会社である。
17人ものこんにゃくゼリー犠牲者が出ていながら、ろくな対策を取ってこなかったのである。
一応野田氏の仕事はGJと見ていいだろう。
ネット上では、「こんにゃくゼリーが危険なら餅はもっと危険だ。餅も販売禁止にしろ」などという意見も多い。対象が幼児と老人では、餅が危険なことは言うまでもない。ガムも危険だし、こんにゃくそのものも凶器である。そもそも、窒息死の原因食物のダントツ№1は「ご飯」である。状況によっては何でも凶器になってしまう。
「食品の食べ方にいちいち禁止事項をつけていたらやっていられない。自己判断にまかせろ」というのは正論である。勿論、食品そのものが成分的に安全な場合の話である。
「自分で食べるものは自己責任で食べろ」と言うことである。
この理屈だと、乳幼児が死亡したのは全て母親の責任と言うことになってしまう。勿論母親にも大いに責任はある。しかし、「こんにゃくゼリー」という名称から「ゼリー」のイメージを強く持ってしまうことも否めない。実際は「ゼリー風こんにゃく」だったわけである。
尤も、ゼリーそのものでも場合によっては窒息死を起こす可能性はありそうだ。
こんにゃくゼリーの場合、餅に較べて危険性の認識が一般的に欠落していても仕方あるまい。その分、危険性を明示する責任が業者にあるわけだ。
それをマンナンライフは「小さな表示」でお茶を濁し、安全な形態にする等の企業努力を怠っていた。
この手の事件では裁判では和解になるケースが多いが、もっと早い段階での行政指導が必要だったのである。
こんにゃくゼリー自主回収促す 事故受け消費者担当相
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