中国公安部によると、情報ネットワークを使う企業など約1万5千社の内、その多くのコンピュータがウイルス感染や大量のスパムメール、情報の不正読み取り、ウェブサイトへの攻撃や不正書き換えの被害を受けていることがわかった。
以前に比べれば中国の情報ネットワーク管理やセキュリティ保護への関心も強くなってきてはいるが、担当者の不足や専門知識の欠如で、セキュリティ対策がまるでなっていないというのが現状のようだ。
手で触れないものに金を払う気がしないという中国人気質が災いして、情報セキュリティに金を払う企業が少ないようだ。
調査の結果に対して公安は、「関係部門と協力して情報セキュリティレベルの保護に力を入れるほか、情報ネットワークを使用する企業に対するセキュリティ監督と指導を強化する」と言っているが、いつものごとく政府がお題目を唱えても手抜きする連中がいっぱい出て、とても末端まで浸透するとも思えない。
「インターネットユーザーからのオンライン通報やヘルプチャンネルを開設し、コンピュータウイルスやネットワーク攻撃といった違法な犯罪活動の一掃を目指す」ともいうが、ボランティアに期待しているようではらちがあかないのは火を見るより明らかであろう
(記事)
中国のパソコン、9割がウイルスに感染 警察当局発表
中国公安部(警察)は26日、2006年5月から07年5月にかけて企業などで発生した情報ネットワークのセキュリティに関するトラブル発生率は65.7%にだったと発表した。前年同期より11.7ポイント上昇したという。ウイルスに感染したコンピュータは過去最高の91.4%に達したという。
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