200710支払いは保障しません 生保３８社 不払い１２０万件 総額９１０億円

保険会社の手口は限りなく詐欺に近い。テレビＣＭなどでは調子のいいことばかり並べ立てているが、実際に支払いを要求すると、払い渋るのである。保険会社から一度拒絶されると、おめでたい人はそのまま諦めてしまう。その額が保険会社側の公称で９１０億円、実際の被害額はその数十倍だろう。１兆円を超えているものと思われる。
私なども、旧安田生命から５０万円のはした金を払い戻すのに数ヶ月も要した。本当にあくどい会社だった。ブログ上で公表すると言ったら、しぶしぶ支払いに応じた。

大手４社が４月１３日に報告した保険金不払いは、４社合計で２０万６０４件、１６２億円だった。契約者が支払いを請求しなかったが、保険会社が請求案内をしていれば支払われていた可能性が高い「請求漏れ」と呼ばれる不払いが膨らんだ、とのことだが、がめつい保険会社がみすみす損をするのを承知で請求案内など出すわけがない。
保険会社は契約者のミスが原因と開き直っているが、不法に請求を拒絶しているのが最大要因と思われる。

何か保険に入る場合は、こちら側も保険会社側に対抗手段が講じられるように準備してからの方がいい。

（記事）

生保３８社　不払い１２０万件　総額９１０億円
　日本生命保険など大手４社を含む生命保険１９社は５日、金融庁の命令に基づく平成１３～１７年度の５年間の保険金不払い調査の結果を報告した。同庁によると、４月に報告した残りの生保各社を含む計３８社で不払いは計１２０万件、９１０億円に上った。４月の中間報告時と比べ７６万件、５５１億円増加した。一方、日本生命、第一生命保険、住友生命保険、明治安田生命保険の大手４社の不払い件数は計７２万５６５０件。４月から３・６倍に膨らみ、金額も３・７倍の５９６億円に達した。金融庁は報告内容を精査した上で、行政処分の検討に入る。