日本では「日本人3人受賞」と騒いでいるが、そんなことを言っているのは日本だけで、他の国は南部陽一郎氏をアメリカ人として扱っている。国籍がアメリカなので当然である。イタリアも南部氏には因縁をつけていない。アメリカには遠慮しているのだろう。
「ノーベル賞日本に盗まれた」 伊学会が物理学賞に異議
≪「ノーベル賞を日本に盗まれた」-。今年のノーベル物理学賞受賞が決まった日本の3人のうち、小林誠、益川敏英両氏への授賞にイタリアの物理学会が反発している。両氏の理論の基礎をつくったとされるローマ大のニコラ・カビボ教授(73)が同時に選ばれなかったためだ。同国の主要紙が8日、一斉に伝えた。≫
カビボ教授はイタリア学会のボスなのだろう。裏で取引があったのかもしれない。
ノーベル賞がまともに選考されているなんて考えているおめでたい人は少ないだろう。背景には金銭的ごたごたがあったはずだ。
≪カビボ氏が受賞を逃したことについては、英科学誌のほか、世界最大の素粒子実験施設「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」を建設した欧州合同原子核研究所(CERN)の研究者らからも疑問の声が上がっているという。≫
イタリア系の学者がいろいろなところで騒いでいるようである。
日本と同じで親分子分の関係がきついみたいだ。
≪小林、益川両氏は1973年、素粒子のクォークは少なくとも6種類あり、互いに変身し合うとの「小林・益川理論」を発表したが、カビボ氏はこれに先立つ63年に同理論の基礎となる考えを提唱。物理学会では「カビボ・小林・益川理論」と3人の名を冠して呼ばれることがあるという。≫
そう呼んでいたのはイタリア人だけかもしれない。
≪イタリア物理学会のリッチ会長は「カビボ氏が理論の基本的部分の発見に貢献した。今回の決定は理解できない」と話した。だが、カビボ氏自身は何のコメントもしていない。≫
イタリア人もどこかの国と似てきたな。
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