頭のいい人間は実行する前に結果を正確に予測するものだが、馬鹿にはそれが出来ない。馬鹿には思いこみが激しい奴が多い。
一般企業で、偏屈な社長が思いつきで突飛な提案をすると、社員は嫌々それに付き合わされることになる。成り上がり企業に多いことは言うまでもない。
今はどうだか知らないが、一昔前「猛烈社員」なる造語がもてはやされた。別に社員が張り切っているのではなく、社長が社員にむちゃくちゃな要求を出していた場合の方が多い。
新人研修などで、街頭に並ばせて一人ずつ大声をあげさせる訓練などが行われたものだ。それ以外にも、「よくこんな下品なことを思いつくな」と感心させられる研修も多かった。
どこぞの馬鹿社長が思いつきでみっともない制服を着るように命じても、社員に拒絶権はない。
自民党の場合は変なスローガンがそれである。
昔からそうだが、自民党の幹部には筋肉脳風体の連中が多い。
「美しい国」は、参院選を戦う自民候補からも「ばかにされた気がする」とまで酷評された。「生活が第一」と訴える民主党に対し、首相の訴える理念はあまりにも国民意識からずれているといういらだちでもあった。
とあるように「美しい国」で自民党関係者はずいぶんと惨めな思いをしたようである。
今度は性懲りもなく「生活密着型」とのことである。この御仁に庶民の生活が理解できているとは思えないが…。
第一このスローガンは民主党のパクリか猿まねだろう。
旧陸軍的硬直した命令体系、くだらない趣味の強引な押しつけ、金銭面のだらしなさ、新興宗教との癒着、そして何より知能の低さ。露骨な身内びいき。
どれ一つをとってもこの内閣は救いようがない。
しかし、こんな内閣でも当初はそれなりに支持者もいたのである。どんな連中が支持していたのかは見当もついている。
安倍ちゃんとおつむの構造が似た連中であろう。
靖国神社ではまだ晋ちゃん饅頭が売られているが、正味期限は10月いっぱいある。しかし、当のご本人の正味期限はとっくに切れているのである。
<美しい国>参院選後、首相口にせず…生活密着型に修正へ
安倍晋三首相が参院選後、政権の看板に掲げていた「美しい国づくり」を口にしなくなった。選挙中から「何を言いたいのか分からない」などと評判が悪く、結果として自民党を惨敗に導いたためだ。首相は「美しい国」のスローガン自体は降ろさず、生活密着型の政策を加える修正で局面転換を図ろうとしている。
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