200801秋田県 博士号取得者限定教員試験実施 深刻なフリーター博士問題

教員採用の競争倍率が高い秋田県の教育委員会が、県内の公立小中高の教員採用試験で30代までの理学、農学、工学、教育学、心理学に限定した博士号取得者限定教員採用試験をおこなうことにした。募集人数は数人程度で68年4月以降に生まれた人に限るとのことである。博士号限定の採用選考はおそらく全国初である。

秋田県は先の全国学力テストでも何故かトップだったほど「教育」には力を入れているらしい。

県教委は「知的好奇心を高め、授業の質を向上されることが可能」と語っているが、「授業の雑談のネタ以上の用途はない」という意見もある。

日本では大学院の数が増え過ぎたため、院は出たものの就職先はなく、フリーターをしながら就職を探す者も珍しくない。
これといっためぼしい地場産業もなく、就職先には公務員くらいしかない県も多い中、秋田県としても苦肉の策だったのかもしれない。

（記事）
博士号取得者限定教員試験　懐疑の声あるも一部に朗報