100歳の巨大ロブスター!食べるか、それとも海に返すのか? カナダ
カナダで推定100歳のロブスターをが発見されニューブランズウィック州にある魚屋に売られた。それを知った動物愛護団体カナダ人らが、魚屋にロブスターを海に戻すよう働きかけている。
「ビッグ・ディーディー(Big Dee-Dee)」と名前まで付けられたこのロブスターは、体重が10キロにも及ぶ。7月初頭にファンディ湾で捕獲され、現在はニューブランズウィック州の魚屋「Big Fish」に展示されている。
店主のデニス・ブルー氏は店頭販売はせずに、数週間の内にオークションで売却すると言っている。
しかし、このロブスターを調理することに対して大規模な反対運動が起こっている。インターネット上の請願の他にも、カナダ西岸のバンクーバーに住む女性が、動物愛護団体や国際動物愛護団体に協力を要請した。
バンクーバー在住の女性は、公営カナダ放送協会(CBC)に出演し、「ロブスターを食べることは野蛮な行為だ」と訴えた。
「煮え立った湯の中に投げ入れられるなんて、とても苦しく痛いこと」とこの女性は述べ、オークションで競り勝ってロブスターを海に返すため、巨大ロブスター「ビッグ・ディーディー」の支援者らに対し「お金をためておこう」と呼びかけた。
ロブスターを所有するブルー氏によると、巨大ロブスターを一目見ようと店舗には毎日1000人以上の観光客が訪れている。「(訪問客の)半分ほどが、盛大なパーティーを開いて(ロブスターを)食べてしまおうと言う。一方で残りの半分の人々は、ロブスターを海に返すよう望んでいる」とブルー氏は話す。
18日までにオークションで提示された最高額は、オンタリオ州在住の女性の3500カナダドル(約37万円)で、ロブスターを海に返す考えだという。
ブルー氏は、「たぶん、海に返すことが正しいことなんだろう。オークションの行く末を見守るよ」と述べた。
しかし、ブルー氏が両派を煽って、価格のつり上げを図っているのは見え見えである。
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