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真相世界(The truth world)

200608太陽系惑星12に水増し その驚くべき理由は?

(写真)惑星間の大きさの比較は正確でありません。月との比較のみ有効。

太陽系12惑星 新定義「自己重力で球形」提案 候補さらに12個

(記事)
太陽系の惑星が、これまでの9個から12個に増える可能性がでてきた。チェコのプラハで開催中の国際天文学連合(IAU)総会で16日、新たな惑星の定義の原案が示された。原案のまま承認されれば、冥王星の発見(1930年)以来、76年ぶりに太陽系の全体像が大きく書き換えられることになる。IAUは、24日に新定義を承認するかどうかを投票で決める予定だ。

 国立天文台によると新しい惑星の定義の柱は、「恒星を周回する天体で、自己の重力でほぼ球形になるもの」としており、直径800キロ以上が目安になる。この定義だと、火星と木星の間に位置する最大の小惑星「セレス」、冥王星の衛星とみなされてきた「カロン」、昨年夏に米航空宇宙局(NASA)が「第10惑星」と発表した「2003UB313」が、新たに惑星の仲間入りをする。

 しかし、近年は観測技術の進歩で太陽系の外縁部で次々に新たな天体が発見されており、3個の新惑星候補のほかにも、12個の天体が惑星に昇格する可能性があるという。

 惑星の定義をめぐる議論は、昨年7月に米国の研究チームとNASAが、冥王星より大きいことを理由に「2003UB313」を第10惑星と発表したことが直接のきっかけ。それ以前にも、直径が月の7割しかなく、公転軌道も他の惑星に比べて特異な冥王星を惑星とすることの妥当性が議論されてきた。

 こうした経緯を踏まえて、原案では、(1)水星から海王星までの8個の惑星を「古典的惑星」とする(2)冥王星とカロン、「2003UB313」の3個は「プルートン(冥王星族)」と呼ぶ(3)セレスについては「矮(わい)惑星」と呼ぶ-ことを提案している。

 また、小惑星や彗星(すいせい)などと呼ばれている惑星より小さい天体についても「太陽系小天体」と総称することを提案した。

 これまで、科学的に明確な惑星の定義がなかったことが議論の根底にある。原案では明確さはあるが、惑星の中に「古典的」な8個とそれ以外の区別ができることになる。また、今後は新たな惑星候補が次々と見つかり、惑星の総数が収拾がつかないほど増える可能性も否定できない。

 24日の議決で、原案への反対意見や慎重論が多い場合には、3年後の次回総会に決着が持ち越される可能性もあるという。


純粋に天文学の話と思っている人も多いだろうが、実態はもっときな臭いようだ。アメリカの強引なごり押しによる提案である可能性が強いことがわかった。
元を正せば、アメリカ人クライド・トンボーが発見した冥王星を小惑星に格下げしようという動きが発端である。
小惑星になってしまえばアメリカのメンツがつぶれ威信低下につながることを恐れたのと、最近見つかりだした冥王星並みの惑星も、全て小惑星になってしまい、ありがたみが減る。「2003UB313」の名称が決まらないのも政治的思惑があるようである。

冥王星防衛のための苦肉の策が今回の珍提案である。こんなむちゃくちゃな案が通れば、天文学はもはや科学とは言えないだろう。

私も子供の頃、小惑星のセレスが結構大きいことを知り、どうして惑星扱いしないのかといぶかしんできた。その当時は当然ながら歯牙にもかけられない問題だった。子供の頃の私の希望が叶うのだから結構な話のようにも思えるが、現実は生臭かった。

冥王星が惑星であるためにはいくつかの困った問題がある。本体が氷の固まりにすぎないこと。これは何とかなるだろう。
異様にでかい衛星があることもまずいらしい。惑星系の体をなさないからだ。これはでかい衛星を惑星に昇格させればすっきりする。衛星ではなく連星であるとみなすのである。太陽系唯一の双子惑星だ。

すると、また困った問題が発生する。衛星ではないカロンと同じサイズの小惑星セレスの扱いである。そこで大盤振る舞いをすることにした。「エイ、みんな惑星だ、持ってけ泥棒!」と言ったところだろう。

全ては冥王星が惑星であることを認めさせるための口実であることがわかる。さすがに今まで通りではバツが悪いので、古典的惑星と「冥王星族」などという言い方で区別はしようとしているが…。

トンボー氏の名誉やNASAの都合以外にも冥王星が惑星でないと困る連中がいる。占星術師である。東洋占星術では天王星・海王星・冥王星は除外しているので今更困ることはないが、西欧占星術では(果断の努力によって?)この3惑星を組み込んでしまったから、今更冥王星はなくなりましたでは引っ込みが着かないのである。

だからどうした、一部のマニアが困るだけだろう?

とんでもない! 日本ではせいぜい週刊誌の小ネタ程度の扱いだが、西欧では政財界の大物がこれにどっぷりつかっているから始末が悪い。実際にこれによって政策を決めていたと言われた政治家にレーガンとミッテランがいた。ブッシュもかなりはまっているという噂だ。こいつらが占星術協会に泣きつかれて天文学会に圧力をかけたらどうなるか?

というわけで、この話は天空のロマンではなかったのである。

(参照)
教科書は?占星術は? 惑星の新定義に反響続々
※私の記事と文脈が似ている。まさか朝日新聞がパクッた?

冥王星

ますます肩身の狭くなる"惑星"冥王星

ケレス (小惑星)

75年ぶりに冥王星より大きい天体発見:太陽系10番目の惑星?


運命の恋占い -ミス・ペルセフォネーの西洋占星術研究-

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