真相世界(The truth world)

200706マグロ不足解決か? サバマグロ誕生へ?


サバを代理母にしようという発想だ。この方法でマグロを生んでも、結局養殖で育てなければならないので、抜本的解決にはならないだろう。マグロの養殖は金と手間がかかるし、ハマチでもわかるように、まともな食材にはならない。

失礼ながら、寿司ネタや刺身で養殖ハマチを食べている人、味音痴ですね。養殖鯛も不味いけど、養殖ハマチは最低最悪の食材です。密飼いで海を汚染し、薬剤漬けです。しかも不自然に脂ぎっている。
中国産のウナギから猛毒が検出されていますが、日本の技術を真似したので当然です。

というわけで、マグロも養殖しても同じ。じゃあ天然物はいいのかというと、実はマグロは食物連鎖の頂点にいる魚なので、海洋汚染の影響を最も受けている魚なのです。プランクトンが取り込んだ重金属等の汚染物質はイワシなどで数千倍に濃縮され、さらにマグロによってイワシの数千倍(プランクトンからみると100万倍)に濃縮されています。勿論日本近海や東シナ海・南シナ海産の奴が濃縮度はひどいでしょう。

獣肉を食おうと思っても安肉はミートホープで分かったとおり、鶏肉はかの悪名高きブロイラーです。頼みに魚肉もかくのごとしでは、菜食主義になるしかなさそうな状況ですが、中国野菜もヤバかった。

豆腐・納豆も遺伝子組み換えでは安全ではない(きな粉みたいな味の植物性クリーミングパウダーも同様、ハマチを美味いと食ってる奴には関係ないか)。

こんな食物事情だと、いちいち安全性など考えるのもアホらしくなってもうヤケでジャンク食品を飽食してしまいそうになりますが、生活クラブみたいな食材にこだわる生協(生協なら何でも言い訳ではないことはミートホープ事件で周知)から入手する方法があります。ただし、食費は倍増します。

安上がりに安全を追及したかったら、米食主体の食事をするしかない。(絶対に安全でもないけど…、他の輸入穀類よりはましか。ただし玄米は胚乳に農薬が溜まっているのでヤバいです)
比較的汚染その少ない南半球で獲れたイワシとかシシャモ、オキアミなんかをおかずにして食べるしかないでしょう。日本産の煮干しだって他の食材に較べりゃましでしょう。鰹節はアウト。昆布だしはOK。椎茸だしは中国産だから×。
野菜は自分でもやしを作れば確かでしょう。ヒラタケ(シメジと嘘表示している奴です)などのキノコ類も大丈夫だと思うんだけど、実はヤバイという情報があれば教えてください。ホームセンターでモロヘイヤの苗を買ってきてベランダ栽培も可。

美食を追及しなければ、案外極端に安い食費でカロリーを賄うことはまだ可能のようです。

金に余裕のある人は生活クラブ、貧乏人はアンチョビの缶詰 これが結論です。

美しいニッポン、素晴らしきかな21世紀ですね。自民党政府が農政と食品管理で尽力してくれた結果です。国民は天下りに感謝すべし。

えっ、「『マグロ不足解決か? サバマグロ誕生へ?』このタイトルとどういう関係があるんだ」?

「どうせ遺伝子組み換えするならサバとマグロの合いの子を作っちゃえ」と言う意味です。こっちのほうが簡単でしょう。サバサイズでマグロ風味のキメラを養殖すればいい。
遺伝子組み換え自体安全性が保証されていないので、密飼いで薬漬けにしようが知ったこっちゃない、という開き直りの精神です。
「もう世の中厭になった、この際マグロを飽食して死んでやる、でも金はねえや」と言う人にはいいかも…。

(記事)

「サバからマグロ」実現へ本腰=精子のもとを移植-将来は量産化も・東京海洋大

 「サバがマグロを産む」-。マグロの精子のもととなる細胞をサバに移植し、サバの自然受精によってマグロを誕生させる研究を、東京海洋大学の吉崎悟朗准教授が年内に本格化させる。研究が成功し、将来の量産化につながれば、世界的な乱獲を背景に進むマグロ資源の減少に一定の歯止めが掛かる可能性がある。
 マグロとサバは同じサバ科に属し、遺伝子的にも関係が近い。研究ではまず、クロマグロの精巣から精子のもととなる細胞「精原幹細胞」を取り出し、卵からかえったばかりのサバの稚魚の腹に移植。オスの稚魚はサバとマグロ両方の精子を作り、メスも両方の卵を作る。成長したサバのオスとメスが交尾すれば、サバに加えマグロも産む、と見込んでいる。
 海中を高速で回遊する大型魚のマグロに比べ、サバは管理が簡単だ。また、交尾できる成魚に育つまでにマグロは最低3年かかるのに対し、サバは2年で済み、飼育効率も高い。研究の背景には、マグロを単独で殖やすより、サバに産ませた方が漁獲量にプラスになるという読みがある。 

参照)

中国産魚介類から抗菌剤 動物への発がん性も

 米食品医薬品局(FDA)は二十八日、中国産の魚介類から、動物に対して発がん性があるなどの理由で米国内で使用が禁止されている微量の抗菌剤が見つかったとして、エビやウナギなど五種類の中国産養殖魚介類の輸入を一時停止すると発表した。

 FDAによると、輸入を停止したのは、ほかにナマズ、バサと呼ばれるナマズの仲間、コイ科の魚。昨年十月から今年五月までのサンプル調査で、これらの魚介類から抗菌剤のニトロフランやマラカイトグリーン、フルオロキノロンなどが見つかった。検出限界に近い微量という。

 ニトロフランとマラカイトグリーンは動物実験で発がん性が確認され、中国でも魚介類への使用が禁止されている。フルオロキノロンは医療用にも使われているが、耐性菌の拡大につながるため先進国では漁業での使用が禁じられている。

 FDAによると、米国内で消費されているエビの9・6%が中国産の養殖ものという。


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