「年記遺言」

ちょっと前から、なんとなくだるいなぁ…と思っていたのですが。
腕の内側に発疹が出始め、なんと体にまで…
流行りの麻疹か？風疹か？と慌てたのですが、小学生のときに麻疹、中学生の時に風疹に罹っているので、それはない（多分）だろうと言う事に。
じゃ、この発疹はいったい？
次に疑ったのは蕁麻疹…。
食べたものが悪かったのでは？
そう言えば、うなぎを…；
でも、みーんな食べたのに、何で私だけ？

病院に行くように父さんに言われていたにもかかわらず…
翌日、寝ていれば治るだろう…とタカをくくっていたので、病院には行きませんでした。
帰宅した父さんは、そのことで腹を立てている様子で…
心配してくれているというのは分かるのですが、体調の悪いときに、何もそんな態度にならなくても…と、私もムカムカ…

ちくしょう！！明日は元気になってやるぞ！！ふんっ
という、変な意地があったのですが、やっぱり体調は良くならず…
渋々、病院に行きました。

診てもらったところ、やはり蕁麻疹でしょうということでした。
めったに蕁麻疹になることはないのですが…と言うと、体力が落ちているときには、そういうこともあるのだそうで…
微熱もあったので（病院で計ったところ３７．５度）、総合感冒薬みたいな顆粒のお薬（←ばぁちゃんが風邪のときと同じもの；）を出されました。

とにかく、だるさと眠さと、やる気のなさと、上がるでもなければ下がるでもない微熱が続きました。
これって、厄介なものです。
動けないほどの熱でもなく、だからと言って起きているのはしんどい…

仕事にしろ、自分の楽しみにしろ、ＰＣを立ち上げない日はないだろうひとが、ＰＣさえ開く元気がありませんでした。
本のページを開く気も起きず…
こういうことは滅多にありません。

そうこうしているうちに、弱り目に祟り目…
半分埋まっている、いつもの親不知がうずき出すしまつ…
挙句には左目がゴロゴロしだし、モノモライの気配まで…
薬用目薬を点して、とにかく大人しくしていました。

家族は心配はしてくれるものの、会社も学校もあるわけですから、頼ってばかりはいられませんし…
それに、今回わかったことですが、あまり頼りになりません。Ｔ．Ｔ

自分が死んだら（唐突過ぎですが；）ばぁちゃんの面倒はどうしたらいいのだろう…とか、これは、死んだ後に分からないことがないように、ちゃんと書いておかないと…とか、本気で考えたりしていました。


これはずっと前に何かで読んだのですが…
多分、小説家のだれか？だったかな？
自分の誕生日に遺言（というのでしょうか？）を書くというのです。毎年。
家族や友人への想いや、自分が最後にどうして欲しいとか…（だったと思います）
なるほど！これはいいかもしれない！！
と、その時思った記憶があります。


幸い、今回は快復してきました。
はたして、どんな病気だったのか？ただの風邪？
たまたま体力が落ちていただけなのかもしれませんし、何かの前触れなのかもしれません。（←ちょっと弱気；）

本当にその時が来たら…いつ来るかも分からないわけだし、元気なうちに遺しておくべきだと思いました。
やっと快復してきて、今はこんな風に思っていますが、喉元過ぎれば…で、もっと元気になったら、また忘れてしまうかもしれないので；　まだちょっと弱っているうちに（笑；）最初の遺言を書いておこうと思っています。

誕生日毎に一通ずつ増えていく（日記ならぬ）『年記遺言』。
何十通と増えていけばいくほど、幸せだと云うことで…


私が死んだ後、「こんなに沢山、読むのは大変…」と思わせるくらい長生きしたいものですわぃ。