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前回― 「さて、どちらから先に読もうか…と考え、シリーズ初めから読み返すことにしました。
なので、新刊の『おかしな遺産』にたどり着くにはもう少しかかりそうです^^;」
などと言っていたのですが…
『納骨堂の奥に』を読み返しただけで、誘惑に負け(?)『おかしな遺産』を読んでしまいました^皿^;
初めは最後の<解説>だけ読んでやめておこうと思ったのですけどね…^^;
翻訳家の浅羽莢子さんがお亡くなりになっておられるので、戸田早紀さんの翻訳です。
『納骨堂―』→『おかしな―』と続けて読みましたが、私は違和感は感じませんでした。
マクラウドのお話には、主人公の親戚(遠かったり義理の関係まで)がけっこうたくさん出てきます。
その人物の描写にかなりの文字数が使われています。
特にこのシリーズでは癖のある親戚が多いのか、その描写が多い気がします。
「それを読んでいるだけで、わけわかんなくなっちゃう…」と思われる方もいらっしゃるかと…^^;
でも、シリーズが進んでいくうちに、そこを<はしょって(とばして)>も大勢に影響なしと思います。
(かなり個性的で面倒くさいオバさん(オジさん)だったりするので、余裕があったらじっくり読んで分析するのも面白いかと…^^)
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シャーロット・マクラウド 『おかしな遺産』 訳:戸田早紀
【海外出張中の夫マックスの留守を預かるセーラのもとに、夫妻にとって因縁浅からぬ「御殿」ことウィルキンズ美術館にて、またもや変死事件が起きたとの報が入る。犠牲者は知人の画家 ドロレスだった。その翌日、セーラは事務所にひとりでいたところを襲撃され、さらには警察で自分が彼女の遺言執行人に指名されていたことを知る。美術館一筋だったドロレスを死に至らしめた事情とは?(カバー裏あらすじより)
カバーイラスト、カバーデザインともに、復刊版の『納骨堂の奥に』と同じ、久保田眞由美さん(イラスト)、藤田知子さん(デザイン)です。
今回のイラストのシルエットで描かれた女性たち。
読み終わってから、想像で動かしてみてください。
なかなか<おっかない(コワイ)>かも~;;;;;;;
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19年という間を置いてのシリーズの新刊。
それが手に入り、日本語で読めて、楽しめる。
もう、これだけで私は満足です^^。
他のシリーズも含め、残っているお話を読めることを切に切に願っています。
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