最近のインバウンド増加の理由として、円安があげられます。ほかに主として東南アジアや香港の人々に言われているのは、「日本は選択肢が多い」です。春夏秋冬の季節、世界の料理が食べられるなど思い浮かべます。
かって香港は世界の有名ブランドが安く買える買い物天国でした。しかし香港の人々は東京に買い物に行くのです。「なぜだ?」と聞くと、「同じブランドでも、商品の種類が多いので選べる」と言うのです。「なるほど」。香港は東京より、選択肢が少なく、ドバイはさらに少ないという話です。
10数年前、私は英国でウェッジウッドの本社工場を訪れたことがあります。型どおり、工場を案内してもらい、最後に直売店へ。なんと、売り場は閑散、ろくなものはないのです。いいものはニューヨーク、東京などへ行ってしまうのでしょう。選べるうえに円安だから、インバウンドはますます増えるでしょう。