大学の合否発表の時期になりました。ふと気がついたのですが、最近の第2外国語の選択はどうなっているのでしょう。
数十年前、私の学生時代は、第2外国語はドイツ語が圧倒的に多く、次はフランス語でした。
現在は多様化されており、中国語、朝鮮語などもあるようです。私の勝手な推測ですが、ドイツ語がかなり地盤沈下しているのでは。親中派のメルケル首相のせいとは陰の声(笑い)。
そもそも第2外国語は必要か、第1外国語英語を集中的に学ぶのが得策ではないかとの説があり、無視できぬ有力な意見だと思います。第2外国語の教科書や辞書を買い、数年後に捨てるだけでは、無駄というものです。
私はドイツ語もフランス語も学びましたが、いずれも役立たず。海外勤務で覚えたインドネシア語が事実上の第2外国語となりました。マレーシア語と同じであり、この言語はインドネシア、マレーシア、シンガポールで公用語とされており、仕事でも遊びでも、大変便利です。
インドネシア在勤中、私は売買は、英語を解せぬ取引先も多かったので、インドネシア語で、工場設立など投資案件は英語で、やっておりました。インドネシア語の専門用語がなかったのです。
インドネシア離任後、インドネシア語を使う機会はほとんどありませんでした。しかし退職後、マレーシアで大学教員を務めたときには、再び役に立ちました。学生が授業をマレーシア語でやってくれというのですが、「馬鹿者、それで国際ビジネスができるか」といって英語で講義をしたものです。
日常生活はすべてマレーシア語でした。
キナバル山の登山ガイドなど、英語をしゃべるガイドは高いのです。マレーシア語なら、安く上げることができます。