手賀沼日記

国際生産ー貿易講座111回

自国以外で商品の生産を行うことを、国際生産、海外生産など言います。その歴史は古いものがありますが、大きく分けて次のように分類できます。

1 投資を必要としない国際生産
委託加工、委託生産、OEMなど。ライセンス供与も広い意味で、これに属すると考えることもできます。
2 投資を必要とする国際生産
単独であるいは合弁で外国に企業を設立し、生産をします。

身近な例として、90年代に多数のわが国企業が中国に進出、単独出資で製品全量を引き取る方式が勝ちパターンと言われていました。香港では80年代にすでにこの動きが活発でした。
縫製工場は一斉に中国へ移転、工場はがらんどう。隅のほうに10数名の試作専門の作業員が残っている有様。包装資材の販売先が突然やってきて、生産はすべて中国に移すことにした。秘密だから誰にも言ってくれるなと言います。ところがその後数日間に、多数の販売先が個別にやってきて、同じことを言う。業界あげての空洞化の始まりです。

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