松江市外中原町「中国山地蕎麦工房 ふなつ」 【723】
松江市街「橋北(きょうほく)」 宍道湖に架かる一番西側の橋「宍道湖大橋・北詰」交差点から県庁方向へ約220㍍のところ「県庁第3分庁舎」角を左折し、突き当たりの「交融橋交差点」まで進む、その交差点をお堀に沿って北上し(右折)約200㍍先左手「松江ルーテル教会」隣にある松江を代表するお蕎麦屋さんです。
古民家風の造りの店内中央には囲炉裏が備え付けられ、それらを囲むように座席が展開されています。
入口左横の「蕎麦打ち場」(奥には石臼の製粉機が見えます)
「蕎麦の大原則・三立」の内、挽きたて、打ちたてを「実行」するための設備が、しっかりと整っています。
お品書き。
メニューと共に蕎麦に対する「お店の熱い想い」が「ホンワカな語り口調」で綴られています。
壁にさり気無く貼られてある「蕎麦の素性」
契約農場は本場奥出雲の「馬木(まき)地区」にあり、近くには「新潟・魚沼」に匹敵する仁多米の産地があります。 おやじはこの地は幾度となく訪れており、蕎麦生産地としては「最適地」と常々実感しています。
「天ぷら割子そば ¥1,300」
割子3枚、季節の野菜、キノコの天ぷらが付いた豪勢な蕎麦定食。
天ぷらは衣が少々固めの、ツユを付けてもくずれない「蕎麦屋らしい」天ぷら。
粗びきの蕎麦は出雲蕎麦では少数派の細麺であり、香りが立ち、舌触りも抜群の、一口でその素性の良さが分かる秀逸ともいえる一品。
但し麺は短く切れ、所謂「ずるっ」と食べることが出来ず、腰も頼りなく、違った角度から見ると「出来の悪い蕎麦」と言えないこともない。 それを「そう感じさせない」のは、やはり前述の素性の良さであり「この蕎麦はこれで良い」と納得させる力がある。
デザートの「揚げ蕎麦がき(写真左)」と「蕎麦ぜんざい」
何とも素朴な味わいの品々で、食べ終えると「ホッ」と和みます。
おやじは遠い昔「茅葺屋根で食べるお婆さんの自家製蕎麦」は、本来こういう蕎麦ではなかったのかな?と食べ終えたとき感じ、懐かしさを覚えました。
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