恐れていた事態となり、ただただ今は後悔の念に苛まれるのみ。
鳥取市国府町吉野598 「吉野そば⑤」 【125】
殿ダムの麓・吉野の地で、今から22年前、地域交流の起爆剤として始まった、週末限定の蕎麦処「吉野そば」さん。
中山間地における諸問題に、此処とて抗うこともできず、ついにこの日を迎えることに。
数年前から知人を介し内情を知り、おやじなりに模索していたものの踏ん切りがつかず、いたずらに時が過ぎ後悔だけが残る。
長年担っていた地域コミュニティー拠点を失うことは、まちや住民にとって、大きな損失となることは明白。
ただそれも一個人では、どうしようもできないのが現実。
長年親しんできた蕎麦も、ついにこれが最後となるのか、、
ジゲの衆が打つ二八蕎麦は、実直且つ柔らかで、一口すするたび心和らぐ。
四季折々の天ぷらも、手作りならではの素朴さにあふれ、懐かしさもひとしお。
見慣れた光景もこれで見納めかと思うと、寂しさがこみ上げてくる。 でも心の中は、残火(ざんか)のごとく、まだくすぶっており、もしなんらかのアクションが再度あるならば、ぜひ知らせてほしい。 長い間お疲れ様でした。