「風車」同様、科学おもしろ館で使用するためだ。(何に使うかは、これもお楽しみ。)
この500mlのペットボトル、スーパーでもコンビにでも自販機でも、今では飲料水の主力製品となっていますよね。
飲み口の蓋が気軽に出来て、軽量で扱いやすい、ホントに便利な容器です。
分別も積極的に行われ、リサイクルも同様で「リサイクルの優等生」とまで言われている・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d9/4856d2c3765fc4d1d3e78f467c35b4f7.jpg)
あれ?いつもの下爺の切り口にしては変だね、と思った方は正解です。
僕は「ペットボトルなんてリサイクルしないほうが良い・派」です。
なんて事を!!と大半の人は反論すると思います。
しかし現実はこうです。
平成16年度・ペットボトルの消費量と回収量、再利用の変化のグラフ(PETボトルリサイクル推進協議会調べ)と言うグラフがあります。
この表によれば、平成5年の消費量は12万トンあまり、回収率0.5万トン。
平成16年では、実に消費量51万トン、回収率24万トン、リサイクル率3万トン。
と言うデータになっています。
前回も書きましたが、便利な物を手にすると人間はさらにそれ以上を、決して後退した生活を望まない。 結果ペットボトルの消費量は約10年で4倍の消費量に。
消費量と回収率の差異は、もちろんゴミとなり焼却ですよね。
回収率とリサイクル率の差異は、各地で保管はされていますが、多くの自冶体やリサイクルセンターでは保管場所に困り、一部焼却処分されています。
私達が毎日セッセと分別しているペットボトルが、実は年間消費量の17分の1しかリサイクルされず、後は焼却または保管されている事実。 この10年間を積算するとどれくらいの量のペットボトルがリサイクルされず、焼却されまたは保管されているか、、、。
分別したペットボトルが焼却処分されている。 これって皆さん知ってました?
もう1つ、保管や分別後の焼却にも多額の税金が使われている事実。
私は全然リサイクルをしなくても良い、と言っているのではありません。
環境については、まず、事実を公表する事が大事、と言ってるのです。
環境問題には「錦の御旗」的なところがあり、反対派は「極悪人」ごとき非難を受けます。
そうではなく、現状の真実を公表し(データやグラフ等公表はされているが、それについて正確に取り上げる事をしない。)、その上で、どう対処すべきかを、国民一人一人が考えていく。 くさい物には蓋的な考え、一方的なマスコミの報道の仕方ではなく、とにかく真実を私達に広く公表して欲しい。
それが本当の「環境問題」の出発点なのです。