カレーです。
[2020.11板橋:おおやっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ]
[2020.11王子]
[2019.3.22新木場:デビュー1年未満で2度目の戴冠という偉業]
[2019.3.23板橋:突然のトロピカルヤッホー]
水森さんはこの時アクトレスガールズのタッグトーナメントを控えていて、
さて、連休前に唐突に発令された緊急事態宣言によって
GWの予定がすっ飛び、しょうがないとは思いつつも
とりたてて何か見返りが(当たり前だけども)ある訳でもなく、
仕方がないから淡々と予定されていた仕事を終えて、
ストレスをしっかりと溜め込むこととなった
この5月初旬。
情勢をみればまだまだ予断を許さないというか、
むしろ前よりもマズイ状況に陥っている可能性もあるこの連休明け。
カードの並びというか、そのマッチアップだけ見るならば、
今年一番自分の中での“期待値”が高いカードが組まれています。
チェリー選手リアルバースデー興行で組まれている、
ガンバレ☆プロレス代表・大家健vs“トロピカル☆ヤッホー”水森由菜。
奇しくもこの感染症禍が縁を結んだ、情念と情念の、ぶつかり合い。
[2020.11板橋:おおやっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ]
まず、この状況下で無事チェリー選手のバースデー興行が行われること、
開催するという判断をされたことに、大いなる賛同と感謝を申し上げたいところです。
個人的には興行プロデューサーたるチェリー選手を
“絶対に面白い興行をプロデュースする選手”として
とてもとても信用している、的な話はなんとなく
どこかで以前も書いた気がします。
一昨年のバースデー興行では直前のカード変更の決断を下し、
昨年のバースデー興行は、今般の新型コロナウイルス感染症禍の中、
半年の延期を余儀なくされる事態となり。
それでもチェリー選手は、ユニオンプロレスの“女子部”として
ともにしのぎを削った高梨マサ子選手との激闘を展開し、
さらに1年と半年後、“愛弟子”たる優宇選手との約束を果たし、
一騎打ちで存分にぶつかり合ってみせました。
[2020.11王子]
そして今年もこの緊急事態宣言の禍中。
中々思い通りにならない部分もあるかもしれませんが、
それでも、この状況下で組まれたカードは、
あまりにも期待感に満ちるものであり…
無事、というには予断を許さない状況ではありますが、
このカードで開催されるということで、
なんていうか、
ありがとうございますチェリーさん、
これでまだまだ生きられます本当に。
さて。
もはやこんなこと比べようもないことではありますが…
僕より大家健選手を応援している方は、
おそらくたくさんいらっしゃると思います。
そして、僕より水森由菜選手を応援している方も、
おそらくたくさんいらっしゃると思います。
ただし、この“両者”となった場合。
…野球でいえばOPS(On base Plus Slugging=出塁率+長打率)的に、
“応援してる度”(なんてものももはや測りようがないのですが)を足したとしたら。
個人的には、日本ランキング5位くらいには入れる気がしてます。
…いや、測りようのないもので順位を示すのは無理だ。
ただ、Twitterに二人の写真をばら撒いている枚数の合計なら、
かなり上位に食い込める気がする。
…凄まじく回りくどい言い方をしましたが、
要は単純に、この二人の対戦が楽しみでならない、
ということが言いたかっただけです。
なんというか二人は…えーとえーと、なんというかなんというか。
なんか“魂の色合い”的なものがちょっとばかり
似通っている気がしていて。
二人のこれまでの軌跡的なものは、
振り返ったりするとあまりにも壮大な気がするので、
ここは思い切って端折りましょう。
水森さんについては昨年5月の藤田ミノル戦の前に行われた、
さくらさんとの「チョコトーーク」が
媒体として一番まとまってるでしょうか。
大家さんについては…
ご自身でご自身の人生を振り返られる機会が度々ありますが、
一番なんとなくまとまってる気がするのは、
サムライTVの長寿番組「インディーのお仕事」の中で行われていた、
「佐代子の部屋」でしょうか。
記憶違いだったらごめんなさい。
ただ別に二人の人生の軌跡が似ている、
というわけではなく。
藤田ミノル、
帯広さやか、
SAKI、
高梨将弘、
まなせゆうな
影山道雄、
etcetc
水森さんがデビューしてからこの3年ほどの間で、
関係性を強く結んだ(ように思われる)レスラーが、
あまりにも、“大家健”を連想させるレスラー達だった…
というのがまずもっての理由です。
むしろ、大家健というプロレスラーと遭遇するのが、
これらのプロレスラーよりも後だというのが不思議なほどに。
水森さんから“大家健”を感じ取ったのは、
遡ること2年ほど前。
まだデビュー1年…経っていないころの水森さんは、
SAKI選手とのタッグで当時のアジアドリームタッグ王者・里歩&真琴という…
デビュー1年だろうが何だろうがに関わらずあまりに強大な相手と相対し、
ボロボロにドロドロに戦い、結果、大きな大きな勝利を掴みました。
[2019.3.22新木場:デビュー1年未満で2度目の戴冠という偉業]
そして、その試合の様子を会場の端で見届けていたのが、
藤田ミノル選手。
藤田ミノル選手はこの頃BASARAの戦闘民族の一員として、
ガンバレ☆プロレスとの抗争を繰り広げていましたが、
何故か水森さんとは無関係なガンバレ☆プロレスのリングで、突如。
「トロピカル☆ヤッホォォォ!!」
コーナーからのダイビングボディプレスを放ちました。
[2019.3.23板橋:突然のトロピカルヤッホー]
当時、ガンバレ☆プロレスファンの皆さんは完全に
「?」
というリアクションだったことでしょう。
で、一部の、ガンプロにも足繁く通う市ヶ谷の民(私含む)10人前後が、
爆笑だったり驚きだったり喜びだったり、
様々な反応とともに、その謎の行動を世に拡散するのでした。
本日に至るまで、
藤田ミノル選手のその行動の「何故」については、
正直全く解明されていない気がしています。
そんな気はしていますが、
しかし、このワンアクションがおそらくは。
水森由菜というプロレスラーに、ある種の“道”を辿らせることになるとは、
当時はまだ、思いもよりませんでした。
ただ藤田選手のワンアクションによって、
個人的には。
「ああ、確かに水森さんはなんか、“ガンプロっぽい”な」
という感想をどこか印象付けられるところとなりました。
その後、ガンバレ☆プロレスの中で、というか、
今成夢人選手の唐突な情熱の発露によって、
当時東京女子プロレスにレギュラー参戦していた
まなせゆうな選手を“エース”に据えた、
ぽっちゃり女子プロレスというムーブメントが新たに始動することとなります。
このときにまた
“ああ、水森さんまさしくここ適役だなあ”
などと勝手に思っていましたが…
このときはまだ、2つの世界が接点を持つことはありませんでした。
(まなせさんはかねてから水森さんに興味を持たれていたようですが、
それもまた先の話。)
いつか接点を持つだろう、いつか、交わることがあるだろう…
そう思っていた水森由菜とガンバレ☆プロレス的世界。
その接点が持たれるのは、2020年になってからとなります。
そしてそれは、名古屋を起点とした形で。
2019年、藤田ミノル選手が名古屋で「モーニング闘争」を仕掛たことを皮切りに
巻き起こった“闘争”ムーブメント。
そのうねりはどこをどうなったらそうなるのか、
何故か“藤田プロレス☆スクール”という謎の組織体を形成するものと
混ざり合い…結果(?)2020年。
“闘争”発祥の地の名古屋で、“スクールオブ闘争”が勃発することとなりました。
そしてその闘争に、藤田プロレス☆スクールのメンバーとして名を連ねたのが…
水森由菜。
満を持しての登場となりました。
…さて。
ここまで書いてもまだ、まだ、大家健選手との邂逅は見えてきません。
見えてきませんが…藤田プロレス☆スクールと相対する
名古屋モーニングスクールに対して、
この闘争の仕掛け人・藤田ミノル教頭(おしえがしら)は
事前に名古屋校を激励する…“鼓舞する人”を雇っていました。
(本編には出てこない)
そしてその“鼓舞する人”こそが…森田健(タケシ)。
a.k.a、大家健でした。
もしかしたらこのブログにたどり着くような方々は、
名古屋以後の水森さんについてはもはや、
語るまでもないかもしれません。
とにかく誰かに“見つけられること”を待ち望んでいた水森さんは、
このスクールオブ闘争で並々ならぬ情熱を注ぎ、
そのポテンシャルをふんだんに発揮。
おそらくは、名古屋方面及び関西方面あたりにかけて、
その名前を大きく刻んだ…ような気がしています。
少なくとも名古屋以西のプヲタの皆様への知名度は
バク上がりしたんじゃなかろうか。
そして折しも世界は感染症禍に飲み込まれ、
混沌とした世界の中で始まったチョコレートプロレス…
チョコプロによって、市ヶ谷のみならず全世界へその存在を
(紆余曲折ありながら)発信していくことになるわけで。
そしてそんな折に水森さんは、闘争で縁を結んだ影山道雄選手や
グランパショマスク4号(略称)選手の配信やTwitterでも
交流を深めていき…
そんな二人と親交があったり対戦があったりした大家健と、
ついに遭遇を果たすこととなります。
…主に、SNS上で。
さて。
遭遇の気配から1年7ヶ月、
ガンバレ☆プロレス板橋大会に水森由菜の緊急代打出場が決まったことで、
ついに、二人はリング上で遭遇することとなります。
それも、タッグとして。
水森さんはこの時アクトレスガールズのタッグトーナメントを控えていて、
トーナメントを前にパートナーであるまなせゆうな選手との対戦を希望したために
このカードとなったようですが…
水森さんは思った以上に、ガンバレ☆プロレスにフィットしていました。
そしてそれ以上に。
おおやっほー、
いいチームでした。
…なんか、延々と書き綴ったのが、
“水森由菜が大家健に辿り着くまで”でしたね。
何がどのように“似てる”と感じたのかとかについては、
もはや書き綴る体力がない(手抜き)。
ただ、水森由菜選手がキャリアを重ねていく中で、
特に2年目から3年目にかけて、
なんとなく感じていた“予感”めいたものが、
こうして実現することがただただ嬉しい。
また、水森さんは昨年6月末にさくらえみ選手と、
大家さんはこの4月に佐々木貴選手と。
それぞれに“師”といえる選手との過酷な一騎打ちを経て、
自身の望む場所を目指して、歩みを進めている最中にあります。
ともにお互いに対してそれほど興味があるかはわかりません。
が、ドロドロにボロボロに戦い抜いて、
敗れてもなお、よくわからないテンションで、
爆発的なエネルギーを以てして荒唐無稽な場所を目指すその姿は、
やっぱりどこか、姿を重ねる部分があります。
“獅子の瞳が輝いて”
表題にしたこの言葉は、「♪ウルトラマンレオ」の歌詞になります。
「負けても立ち上がる姿が、プロレスに通じる」
今年の1月〜2月にかけて何故かプロレス会場で散々聞くことになった、
この入場テーマ曲を選択した理由を“ただの風来坊”と自称した謎のヒーローは、
そのように評しておりました。
実力が及ばず敗れても立ち上がり、
修行によって力をつけ、再び強敵と相対す。
そんなウルトラマンレオイズムもまた、
“獅子王”と呼ばれた大家健と、
8月2日生まれの獅子座(Leo)たる水森由菜には、
なんとなくしっくりくる気がしていたり。
唐突に決まった一騎打ちではありますが、
やっぱり二人にとっての共通項でもある、
チェリーさんだからこそ、チェリー興行だからこそ組むことができた、
この対戦。
いつかいつかと思いつつ、
その実、じゃあいつ、どこで実現できるかと問われれば、
このタイミング、この興行としか言いようのないカード。
爆発的な熱量で戦う二人の、
(きっと)ドロドロとした15分の一騎打ちを、
私は心より、楽しみにしています。