カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

Who's gonna top

2020-05-30 00:30:00 | スポーツその他
カレーです。

5月に不定期連載・週刊 水森由菜として(結果的に)お届けすることになりました当ブログ。
そんな激動のチョコレートプロレス、5月の(たぶん)締め括りは、
5月30日、以下の対戦カードとなりました。

“Best Bros.”駿河メイ&バリヤン・アッキvs“ド腐れヤッホーズ”水森由菜&藤田ミノル

今となってはチョコプロの“いつもいる人”同士で組まれたカードのようでもありますが、
ただ、この対戦カードが、どれだけの感情を注ぎ込まれて紡がれたか、
5月、YouTubeの画面の前に齧りついてチョコプロの行く末を見守り続けた皆様には、
おわかりのことだろうと思います。

まあもしおわかりでなかったとしても、
この4人ならばもはや、試合一発で十二分に
“凄い”と思わせてくれるでしょうけれども。



“自分の人生の主人公は自分”



私の好きなプロレスラーはこの言葉をことあるごとに
繰り返し繰り返し嘯いています。

一介の視聴者であり観客である私自身のことはさておきまして、
アスリートであり表現者でもあるプロレスラーの皆様においては、
やっぱりきっとこの“自分が主役”という意識は、
もしかしたらあたり前に持っているもの、
持っていなければいけないものなのかもしれません。

それでもその意識をどれだけ実践的に、具体的に実現できるのか、
またその方法は、おそらくはきっと人それぞれ千差万別で。

単純に“前に出る”とか“でしゃばる”という話ではなく、
その場所、その場面、その試合にいる意味にどれだけ向き合い、
如何に見出してきたか…
みたいなものが問われるような、そうでもないような。

繰り広げられる出来事の解釈もまた千差万別、
如何様に解釈することもできるし、その解釈のあり方も自由だと思います。

というわけで、もちろんここに綴るのは、
私の私による私のための、解釈。



5月、チョコレートプロレスの主役は、水森由菜選手でした。

その懊悩の過程については、ほぼ毎週のように綴ってきた、
下記の各感想文に記してきたとおり。










5.5にラスト・マン・スタンディングという過酷なルールで藤田ミノルに相対し、
その後二人で“ド腐れヤッホーズ”として手を組んだかと思いきや、怒涛の2連敗。

さらには2敗目を献上した相手である駿河メイが、
藤田ミノルとの一騎打ちで素晴らしい試合を展開し、
直後、二人のタッグ“メーメーミーミー”が始動。

ものの2週間の間の(結果的には)3連敗、
曝け出された心情と、積もり積もったやる方のないヘイト。

ドロドロとした真っ黒な感情全てをぶつけた“ともだち”バリヤン・アッキとの一騎打ち。

そこで打ち明けられた、駿河メイへのコンプレックス、
そして、
“同期”二人による一騎打ち―――

…およそ20日間そこそこでの出来事とは思えないほどに、
YouTubeの画面の向こう側には、劇的な空間が広がり続けていました。

そしてそれは、水森由菜のめくるめく感情を伴い続けながら。



水森由菜が主役、という視座に立つと、
必然、5月30日に行われるタッグマッチは、
藤田ミノル、バリヤン・アッキ、そして、駿河メイという、
5月の水森由菜にとって欠かせない…というか、
それぞれ一騎打ちでぶつかりあった相手が居並ぶわけで、
それはそれは主人公感がより一層際立つ…ように解釈もできます。

が、
現実的に。

5月30日の主役は、駿河メイ&バリヤン・アッキの二人であるべきでもあります。

それはもはやシンプルに、このチョコプロ18が
“駿河メイ&バリヤン・アッキ生誕祭”とそもそも銘打たれているように、
この日21歳&25歳の誕生日を迎える、
見るからにとってもハッピー感溢れる二人に相対する時点で、
水森由菜は、そして、藤田ミノルは、“敵役”であることが
あからさまに位置づけられているわけで。

でも、というか、
だからこそ。

コンプレックスを曝け出し、
勝利してなお“駿河メイという人間に魅了されている”と吐露した今の水森由菜ならば。

8.29に、古巣である大日本プロレスで、
大日本プロレスの“聖地”というべき横浜文化体育館大会で、
“生え抜き2号”として、デスマッチヘビー級選手権試合を戦うことになった藤田ミノルならば。

この二人、“ド腐れヤッホーズ”ならば。

多幸感あふれるチームだろうが、
誕生日だろうが関係なく、
相手の“主役”の座を強奪することに、
もはやきっといささかの躊躇もないものと信じています。

そしてもちろん、“Best Bros.”を自称する
駿河メイとバリヤン・アッキにだって、
このチョコプロのコアメンバーとして戦い抜いてきた過程があります。

バリヤン・アッキは“日本でやっと手に入れた、自分の居場所”と、
このチョコプロを語り、“チョコプロのエース”であることに誰より拘りを持っている。

何より、駿河メイもバリヤン・アッキもこの日が誕生日。
当然、“主役”の座を譲る気はサラサラないでしょう。



本来ならばただただHAPPYな生誕祭。

しかし、5月に、というかこのチョコプロでこれまでに繰り広げられた戦いから、
そのHAPPYな試合にもこれだけの背景も、意味も、感情もある。
(…というか、あり得る、と私は勝手に解釈します。)

そしてそれぞれがそれぞれに主役で居続けるための、
最も明確な手段。

それは、勝つこと。



主役であるため、自身が求めるところに辿りつくため。
勝利を目指すプロレスラーの戦いを、
今夜も、チョコプロで是非。

楽しみにしています。






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