車いすのテーブルの上に載せた「諸国漫遊}という本を読んでいた。
ページをめくってはいたが、字は追ってないようだった。
こちらにも読みが難しい地名の見出しがあり、それを読むと、少し反応した。
1ページずつ、丹念にページをめくっていたが、めくるスピードは速く、写真も少ししか見ていないと思われた。
ほどなくして食事。
最初にお茶が運ばれてきたが、今日は自分から飲みだすことはしなかった。
飲むことを勧めると、3口ぐらい飲んだ。
お茶を飲んでもせき込むことがなくなっていr。
その後の食事は、今日は自分からおかずを先に食べ始めた。
そして、おかゆに移ったが、3口ぐらい食べて、食べるのをやめてしまった。
結局、残りは食べさせたが、完食。
周囲では、好き嫌いが多い人がいるのを目にするが、スプーンに掬って口の前に持っていくと、どれもすぐに食べてしまう。これはありがたいことだ。
むせることもない。
食器の移動は盛んに繰り返す。
また、右手で車いすの手すりを押して、右半身を引き上げる動作を繰り替えすが、今日は状態は傾かなかった。
食事後、ベッドに戻るとき、介護の方の体に手を回すことをしない。
できないのではなく、しないように見える。
今日は、介護の方が、体のどこでもいいから手をまわしてください、と告げると、少し大きな声で「けがをしたら困るから」といって、手を回すことはしなかった。
介護の方に負担をかけてベッドに戻ると、そのまま眠りについた。
その後、パッド交換をしてからは、ベッドの上で自発的に足を動かす軽い運動を行っていた。
午後のリハビリでは、コーヒーを作ってくれるのを舞っている間、笑顔を見せた。
介護の方の話では、昨日はよく話したと院内で評判だったそうだ。
お孫さんが来た時も、よく話していたとも言っていた。
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