丁寧にページを1ページずつめくっていたが、字は追っていない。
写真もしっかりとは見ていないようだが、とにかく本を眺めてはいる。
誰が来たかわかるか聞いてみたら「あんたのことはわかるよ」とのこと。
昨日来た人の説明をもう一度試みたが、終始きょとんとしていた。
本をめくりながら、突然「もらしちゃう」といった。
「おしっこ?」ときくと「うん」
それから「背中がかゆい」といった。
背中を少しかいてあげると、すぐに何も言わなくなった。
介護担当の方がそばを通り過ぎたら、
「倉見の家のそば」といった。
後で確認したら、リハビリの時に同席した、他の介護の方がそうで、介護の方同士で話しをしていたのを聞いていて、勘違いしたのだろうとのことだった。
しばらくして、
「お前はよくわかるでしょ?」といった。
それから「私はよくわからない」といった。
もはや周囲のことや、いろいろなことが自分ではわからなくなっていることを認めた発言だろう。
ここで、大雨被害が出たことを知っているか聞いてみたが、そもそも「雨」をよくわかっておらず、そのようなことが理解できようはずがないことがわかった。
今日も、おかゆを自分で2口ほど食べた後は、食べようとしなくなったので、食べさせたら完食した。
お茶は少しむせていたが、自分から少し飲んでいた。
食後、ベッドに戻ってからもずっと起きていて、体を継続的に少し動かしていた。
運動のつもりなのだろう。いつもと同じだ。
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